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第四百四: 泰子さんの話(301)  私の願い(2)

第四百四: 泰子さんの話(301)  私の願い(2)


 そう見えるだけで私は本当は若くないのだから、先行きを眺めた時に、七つ違いとはいえ年下の配偶者の方が私より先に逝くかもしれないと心配している。愛しているから、失う時の喪失感は大きく私の悲しみは深いと思う。が、悲しみは悲しみとして一緒に死ぬ訳には行かない。

 そうなった場合、会社に私が出勤する事はもうないだろう。放浪の旅に出るかも知れないと考えている。


 生きて行く為にパートナーが欲しいと思う。どんな人が良いかとふと思う時がある。(芸能人の加藤茶がそうしているような若い女を望んでいる訳ではない。出来れば配偶者の実の妹(=配偶者より4つ年下)が相応しいと思っている。私より11も違う事になるが、姉妹ならばこそ配偶者に気質が似通っている。


 無論問題が無くはない。無視出来ない唯一の問題は夫がまだ生きている事だ。早く死んでくれないかなーーーと思っている。その前に自分が死んでしまったらどうにもならない。大なり小なり、人生は最後まで賭けに似ている。


お仕舞い

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