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第三百八十八:泰子さんの話(285) 仕事の流儀(4)

第三百八十八:泰子さんの話(285) 仕事の流儀(4)


 先の私の場合と違って、M子の場合ならR社からの反応はこうなる:

 「グラフCはその位置に挿入出来ますが、ページの左端が窮屈になりますから、グラフをご指示よりサイズを小さくしてはいけないです。それでいいですか?」と、R社。

M子の返事:

「でもグラフは縮小したくないので、上部の写真を少し縮められないでしょうかーーー。」

R社からの回答:「そうなると、写真もグラフもどちらも小さくなってどっちつかずになるので、写真を小さくせずにXXXの位置を少し左へずらせましょうか?」

M子の返事:

「そうですね、試案を作って見て下さい。」

 そしてーーー、やっと原案が仕上がる事になる。


 私の場合はR社とのやり取りは一回で済み、それで完成する。対してM子の場合、同じ仕事をするのにメールのやり取りが「長々と続き勝ちで」、二倍も三倍も手間がかかる事になる。要領が良くない。

    

 M子はデザインに自信が無いが為に少し萎縮し、プロは「偉いもんだ」と信じ込んでいる。更にまたグラフCを試しに配置して全体のバランスがどんな印象になるか、のりとハサミで自分で仮にデザインしてみる手間を惜しみ(或いは、思いつかず)、Webの出来栄えをR社任せにしてイニシアテイブを取られている。そんな事に不慣れもあって「気付いていない」と言うのが、正しいだろう。


 自覚を促すためもあって、こういうことを講習で話をしたのである。


つづく

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