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第三百七十九話:泰子さんの話(277) 寂しさ

第三百七十九話:泰子さんの話(277) 寂しさ


 お目出たいお正月だが、年賀の交換の中で、大学時代に同クラスだったH君が昨年7月に亡くなっていたとの情報を始めて知った。特に親しくしていた訳では無かったが、寂しく感じた。こういう情報に接すると、自分の性格によるのだろうが、(不必要に)酷く落ち込み勝ちだ。自分という人間を形作っている構成要素の一部を失い、以前の自分とは違った人間になってしまった感じがして、しみじみとした寂しさになる。


 昨年11月には会社の海外の取り引き先のRさん(ドイツ人)が81で死んだ。アフリカのナミビアに住んでいて、生前はHunting Farm(=広大な狩猟専門農場の経営者)だった。昔世話になり親しくしていただけに、矢張り落ち込んだ。


 こんな時にRさんの奥さんへ(72)お悔やみと慰めのメールを送った訳だが、こっちの気持ちが酷く落ち込んいるだけに、奥さんの悲しみを一層強く感じて、これが反映して書き方に心が「こもり過ぎる」嫌いがある。私の欠点である。


 欠点に感動して、非常に丁寧な感謝の返信メールが奥さんから来た。こうして、(それまでは一度も直接にコミュニケーションをしたことはなかったのに)以後奥さんと親しくメールを交わすようになり、ついにアフリカにメル友が一人誕生してしまった。こんな風な事情で友達になった女性が国内外に数人居る。


つづく

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