お金を出せば直ぐに見つかる
神戸に戻ってから一週間以内に、改めてマンションの部屋内を撮影しカラーで印刷して、泰子さん宅へ郵送した。手紙を添えた:
「誰も使っていない空き部屋なので、自由にお使い下さい。無論家賃など一円も要りません。お知り合いがない初めての神戸ですし、私が「毎日・夕方に」30分~1時間ほど会社帰りに立ち寄る事を考えています。手間は何でもありません。なお、部屋の床は全室「バリアフリー(段差なし)」なので、(将来は)室内でも車いすが使えます。廊下も車椅子が通過できるだけの幅の広さがあります。エレベーターも含めてマンション全体がバリアフリーです。
何度か言いましたが、私の母親はXXX家(=実家)のお祖父さんとお祖母さんに金銭的な援助を頂くなど、皆さんから沢山お世話になりました。それがあったればこそ、私はそこそこの大学を出て、ひいては今の配偶者と結婚できた幸せがあります。XXX家の皆さん(=今は、泰子さんお一人になりましたが)へ「恩返し」をしたいだけです。大手を振ってお住まい下さい。もし1%でも遠慮したら、私は怒りますよ。
広いので、何でも愛着の品や思い出の品は(捨てずに)持参すればよいと思います。その方が心が慰むでしょう。来られたら直ぐに、今の岡山での有田(仮名・女性)さんのような気配りの出来る「お手伝いさん」を見つけましょう。お金を出せば、直ぐに見つかるでしょう。




