表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1080/1694

◎第百一話:「若く見える」の話   

◎第百一話:「若く見える」の話   


 82だから、かなりの年寄りである。決して「生まれたて」である筈はないのに、人から「若く見える」とよく言われる。同窓会でも、子犬じゃあるまいし「元気そうだ」と言われた。無論、90%お世辞だから、有頂天になって喜びはしない。生理学的に考えて、筆者が同窓生より若い訳はないから、つまりは「(そう)見える」だけだ。


 お世辞90%以外の残りの10%は現代科学の未知の分野だ。だから、ひょっとしたら本当に(細胞まで)「若い」のかも知れないと時々疑う事もある。そうだとしたら「エライコッチャ!」、第二の彼女を急いで探して子作りを始めなくちゃならない。

 自分が10%側に属するか90%側に属するのか証明するものは無いが、謙虚側に考えて「(そう)見える」のは何故かと考えてみた。これが今回のテーマ。


 格別な健康法やしわ取りや忍術を使っている訳ではない。同年代の人達(特に男)も観察していて、自分との違いを分析的に考える時はある。例えば、会社の近所の開業医(男)も、筆者と同い年だから比べたりする。体格はいいが言葉の運びといい、筆者よりも風化して見える。この医者、定期的にバイアグラをどっさりくれるが、使い道に困る。医者も商売だし、こっちが若く「見える」せいだと思う事にしている。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ