第一章 此処って、これって。
???「ふぅ、最近ついてないな。」
俺は成堂 芽依。
よく女と間違えられるが、俺は男だ。
確かに背格好は女みたいだが、大事なことなのでもう一度言う、俺は男だ。
隣町まで散歩しながら歩いてたら気を失って、ってとこまではかろうじて覚えてるんだが。
なのにこの状況、どうしてわかってくれないのか、誰かこいつ等に説明してやってくれ、いや変わってくれこの状況。
男「久々の上物だな。」
男2「サッサとヤっちまおうぜ。」
親分っぽい奴「慌てんじゃねえよ、こんな森の中で何してたんだ。」
おぉ、これは話しが通じるお方ではないのか、いやまてまてここって町の中ではないのか、よし聞いてみよう。
芽依「ちょっと待て、ここは町の中なの」
親分っぽい奴「うるせぇ、喋ってんじゃねえよ」
え、うん、ま、そうだよね、なんか涙出てきた。
男2「親分、こいつ泣いてますぜ」
まぁ、こいつは無視しといて、さっきからやけに胸が重い、しかも髪が長くてウザい、どういうことなのだ、周りのことも確かめたくても目隠しがあって見えない。
男「しかし、こいつ泣きはするが騒がねぇな、状況わかってんのか」
男2「確かに、裸にされてんのにな」
えっ、こいつらそっちの趣味の方たちなんですか。
やべぇよ確実に掘られるよ。