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⑸『言葉の山積』
⑸『言葉の山積』
㈠
言葉の山積によって、我々は書物を創造するのであって、聖書も資本論も、言葉の山積ではある。勿論、様々なる意匠を企てて、執筆されるのであるが、やはり、言葉の山積というものは、非常に重用な訳であると言えよう。
㈡
考えても、言葉はなかなか、現出しない。やはり、脳内に言葉が溢れ、その言葉同士を繋げることによって、創造されるところの、言葉の山積は、言葉の山積ほど、ありがたいことはない、とも言え、小説家にその要素は必須だろう。
㈢
書いても書いても、まだ足らないという、言葉の山積は、オプティミストであれば、尚更、ペシミストよりも、快適に書いて行けるはずであるし、言葉の山積が、俺にとって、というより、我々にとっては、必要なことなのである。