表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
95/200

第95話 子どもでも大人でも

お待たせ致しましたー



「あら、リーシャ。やっと気づいたの?」



 お母様にお話したら、お母様まで知っていたのがわかったの!!



「……お母様も知っていたの!?」


「正確には、あなたがセシルくんを追いかけた時に気づいたの」


「……ミアといっしょ」



 あたしって……そんなにもわかりやすいのかな? 自分じゃ気付けていなかったけれど。


 でもお母様は『大丈夫』と言いながら、あたしの頭を撫でて下さった。



「そんなところもリーシャは可愛らしいわ。……セシルくんには言うの?」


「い、言う!?」


「告白したいなら、お母さんは止めないわよ?」


「こ、こここ、告白!?」



 好きな人へ、大好きを伝えるってこと!?


 あたしが……セシル兄に??



(大好き……大好きって!!)



 ずっとずっと大好きだけど……その『大好き』が子どもでも意味が違うことくらいわかる。


 お勉強で習ったりしたわ。好きな想いを、好きな相手に伝えること……友情じゃなくて、愛情。


 それを……セシル兄に伝える??



「ぴゃぁ!?」


「リーシャ??」


「無理無理無理!! セシル兄にあたしみたいなのダメだわ!!」


「え? 待って、リーシャ。落ち着いて?」


「うぅう……」



 いくら身分は上でも……あたしはすっごく子どもなんだもん。セシル兄に泣き付きに行くくらい……大人でもなんでもない。


 それをお母様に言うと、なぜかくすくす笑われたの。



「どうして? そんなにもセシルくんが大好きなのに?」


「……セシル兄は大人だもん」


「そうかしら? しっかりしてるけど……二人ともまだまだ子どもよ。でも、子どもだからこそ素直になるのは早い方がいいわ。大人だからって、出来ない人が多いもの」


「……お母様も?」


「ええ、そうよ。色々あったけど、お父様と結婚するのにも障害は多かったわ。だから、今はとても幸せなのよ」


「……そうなんだ」



 大人だからって、出来ることと出来ないことがあるんだ。


 子どもって理由で、諦めなくていいんだ……。


 なんかほっとしちゃって……お腹がきゅぅって音が出ちゃったわ。



「ふふ。シェトラスさんに頼んで、サンドイッチ作ってもらいましょうか?」


「うん。お母様ありがとう」


「どう致しまして」



 お腹がいっぱいになったら……セシル兄に会いに行こうかな?


 今日は、お屋敷にいるよね??

次回は火曜日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ