第28話 ウィンナーのパン達
お待たせ致しましたー
【『食べ応えのあるホットドッグ』
『巻き巻きウィンナーロール』
・製造=各60pt
・食事=各15pt
次のレベルまで450pt
】
どっちのパンも、ウィンナーは文句無しに美味しいから……パキッと割れてジューシー。
そこにパンがあると……もぐもぐむしゃむしゃ食べるのが止められない!!
また、ptとかがついたらしいけど……今は食べることが大事!!
だって、美味しいんだもん!!
「「「「「美味しい!!」」」」」
お母様達にも、美味しいって言ってもらえたわ!! 嬉しい!!
「やっぱり、エスメラルダさん達のウィンナーも美味しいけど……生地がいいわ。しっかりこねられているし、パサつきもない」
さすがはお母様だわ。ひと口食べただけで……パンがどんな感じなのかすぐに見抜いた。
「素晴らしい!! 素晴らしいよ!!」
「美味しっ!! これ、リーシャがほんとに?」
「そうだとも、我が子らよ。チャロナとまた違うが、リーシャにも異能が与えられているのだ」
「……え?」
「我が従姉妹にも?」
双子は目をおっきくさせたから、ちょっと可愛かった。
「そうなの! 伯父様のお願いで、孤児院の差し入れも出来たらなって……こう言うパンはどうかな?」
「「意義なし!!」」
双子がそう言うと、お母様達もうんって頷いてくれた。
「作るのはちょっと大変だと思うけど……素材もパンもいいし、大丈夫よ」
「ほんと! お母様!!」
「あとは甘いパンもいいわね? カレーパンは今回は無しにしましょう。あれは大変だから」
「「「「「カレーパン!?」」」」」
皆の声に、お母様は『しまった』って顔になっちゃった。
「……リーシャにあれは、いきなり大変でしょう?」
「しかし、だ! チャロナ……中身はシェトラスを主体に作れば!! 仕上げは当然俺」
「父上は本来の仕事がお有りでしょうが!?」
「その通り!!」
伯父様は提案の途中で、双子に技をかけられて……倒れちゃった。あたしと同じくらいの子どもなのに、双子はつよぉい。
「……そうだな。カレーパンはたしかに美味いが」
お父様も、カレーパン大好きなのね?
お父様……辛いのダメだけど、この間お母様に食べさせてもらったあのカレーパンは……たしかにあんまり辛くなかった。美味しかったわ。
(けど、そっか。作るの大変なんだ)
パン作り……まだまだあたしは始めたばっかだもん。特訓がすっごく大事だものね?
でも……甘いパンもいいなあ?
なにが作れるか……お母様と一緒に決めたい!!
どんなのがあるかしら??
次回は木曜日〜




