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第200話 その未来を

完結です!!

 シア様から課題を言い渡され。


 将来の道筋も整ってきて、成人の儀を迎えた十六歳の年に。


 私はセシルに……じゃなくて、セシルと結婚式を挙げた。


 少し上のセシルからは、儀式を受ける数日前に改めてプロポーズしてくれたの。先に大人になったセシルは、お義父様になったフィーガス様と瓜二つなんじゃってくらいにカッコよくて素敵な男性。


 私だけの旦那様って言うのが、嬉しくて誇らしくて……まあ、褒めちぎったら、熱烈なキスをしてくれたけど。


 とにかく、幼馴染みで婚約者だった彼との挙式は……なんと、セルディアス城で開くことになり、まだまだご健在のお祖父様が誓約書の仲介人になったの。先王がって贅沢よね?



「ひ孫より先まで……俺は長生きするぞ!!」

「……アインズ様。私めもですか?」

「なんだかんだ、長生きしてるじゃないか!!」



 たしかに、カイザークのお祖父様が長生きなのはすごいけど。ちょっとだけ杖が必要らしいから……油断は出来ない。セシルは師匠としても敬っているから、訓練ではよく気遣っているらしいの。


 式が終わってからは、今日のためにとお母様が学校の生徒の皆で作ったパンを使った披露宴会場へ。


 学校開設の時にお腹にいたのは妹で、まだ小さいけど異能は継いでいない。ただ、お父様の魔法能力は引き継いでて、無意識で色々凍らせちゃうのよね? 名前はナディア。今は兄のディオスといっしょに仲良くアイス作りしてたわ。



「わ! すごい!!」



 生徒たちは流石に全員参加は出来ないから……と、今回は準備をお願いしただけだけど。披露宴にと作ってくれた、彼らには内緒の、異世界レシピのパンたちはどれも美味しそう!! 衣裳を変えたから、セシルと大好きなカレーパンも食べれちゃう!!



「皆さま、本日は我らの披露宴のために……尽力していただき、感謝致します」



 んもぉ! キリッとするセシル! カッコよくて大好き!!


 私も伯爵夫人になったから、もちろん最大限のマナーでお辞儀したけどね?



「んじゃ、我らの子どもたちの祝福を未来まで祈り」

「今日は大いに楽しんで行ってくれ。無礼講だ!」



 お父様たち……まだ少し若いのは知っているけど、なんで数年前から顔が変わっていないのかな? お母様に聞いた『健康的な食事と運動』のおかげ??


 私も頑張れば、ちょっとシワの出来たお祖母様のように美人さんになれるかしら!?



「……ずっといっしょ、だ。リーシャ」

「……ええ。セシル」



 お義父様の合図で、大人たちの乾杯の音頭が始まっちゃったけど……主賓の私たちもちゃんといただくわ。設立とかはお母様が校長だけど、教師の一員としても……パンや他の異世界料理の技術者を受け入れる専門学校の運営を手伝っている。


 シア様は時々ふらっと来るけど、本当にいきなりだから驚くのよね?



(お母様のようなパン職人の、ちゃんとした技術はまだ甘いけど)



 次代もその先にも繋げられるように、私も努力を惜しまない。


 けど、個人の幸せを今日は特別噛み締めてもいいわよね?




【終わり】

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