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第171話【出遅れ番外編?】パンの日になにもしてない!?

お待たせ致しましたー

 お母様が、朝食の時に……びっくりするくらい大きな声を上げられたの。お父様もだけど、たまたまいらしてたマックス様たちもびっくりしてたわ。


「……なんて、こと!?」

「チャロナ?」

「ちーちゃん??」

『ご主人様ぁ?』

『みゅ』

「お母様??」



 みんなで質問しても、お母様はぷるぷるされているだけ。そして、ディオスをなぜかお父様じゃなくてマックス様に抱っこしてもらったら……??


「ロティ、リーシャ! ミアも来て!!」

「え?」

『でふ?!』

『みゅみゅ??』



 呼ばれたのは、あたしやロティたち?? なんでと思ったら、いきなりお母様に抱っこされちゃったの!!



「急がないと仕込みが間に合わない! リーシャたちがいればきっと間に合うの!!」

「お母様?」

「ちょ、ちーちゃん?? また何か忘れてたの??」



 マックス様は何かわかっているのかも。そこまで慌ててないのか、ぐずり出したディオスをヨシヨシしてた。お父様だとそこが苦手なのよね?



「昨日が! 重要な日なのに!! 忘れてたの!!」



 あたしを抱っこしながら、厨房側の出口に向かうんだけど……まだお若いから声がおっきくて元気ぃ。何を忘れてたのかなぁ?



「お母様、何を?」



 ちょっとだけびっくりが落ち着いたあたしが聞くと、お母様はちょっと泣きそうになってた!?



「パンの記念日が昨日だったの!!」

「『「ああああああああ!!?」』」



 その答えに、今度は控えてたレイバルスもいっしょに……男の人たち全員が大きな声で叫ぶから!! ちょうど転移で部屋に到着してきたセシル兄とか、ついてきてたシュラ伯父様も転んじゃってた……。



「俺も手伝うよ!!」



 セシル兄もいっしょに来てくれて、今厨房であちこち動いてるお母様の指示を二人で待ってる。ミアはロティのお願いでもう変換(チェンジ)しちゃってるの〜。



「……パンの日って、あれだよね?」



 ちっちゃい頃……今もまだちっちゃいけど。たしか、三歳くらい?からパンを食べていいってお母様にお許しがもらえて。そこから一年に一回。特別な日が出来た。いくらでも、お腹いっぱいたくさんのパンを食べてもいい日。それが……昨日。大切な日を楽しもうと計画してくださるお母様のうっかりがでちゃったから、今回は次の日になっただけ。


 前は待っているだけだったけど!!



(今は、あたしもお手伝いできるんだ!!)



 お願いされるとこまで待ってても。もうじっとしなくていい。セシル兄

 もわかってくれてるから、にこにこしてくれてるわ。



「楽しそうだね?」

「うん! いっぱい美味しいの食べるのもいいけど。……作れるのも嬉しいわ!!」



 待ってるだけじゃない、つまんない時間じゃないもん。今は待ってても、ほら!



「リーシャ! セシルくん! 生地の分割から始めるわ!!」

「「はーい!!」」



 まだパンの日は始まったばかり。だって、今年から毎年作れるんだもん!! セシル兄と将来結婚してからも!! あたしの子どもたちにも教えていくんだから!


 あとから、伯父様以外にいつもご飯を作るみんなが来てくれて……お母様が、もうひとりで作っていく計画はなくなったの。



「ひとりで抱え込む必要ないし、みんなで作った方が美味しいものね?」



 そして、このパンの日はお祖父様のお耳に入ったことで……セルディアス国の祝日と祭典記念日になるのは、少し先のお話。

4/12がパンの日なのに、フライングぅうううう


次回はまたいつかぁ

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