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第169話 大ピンチはこっちでも(フィーガス視点)

お待たせ致しましたー






 *・*・*(フィーガス視点)








 息子らがなかなか帰ってこないために、様子を見に行こうにも俺は行かせてもらえなかった……。何故なら、いずれは『義兄弟』になる予定の年下の幼馴染。リーシャの父親……カイルキアから、激怒の視線を浴びせられているからだ!! そこそこ年下なのに!? 貫禄が凄いせいで、抑え込まれてんだぜ!? 俺のカーミィの方に常日頃尻敷かれてんのに……腹黒さでは最近、そっちの義兄弟にもなってるレクター以上の覇気じゃねぇか!?


 スキル継承は俺のせいじゃねぇんだぞ!? あのいけすかねぇ主神のせいなのに……解決方法が『あれ』のせいで娘の貞操危機かもしれねぇと怒気を露わにするのは、俺でもわかる。今後、俺の娘で同じことが起これば……親としては怒ることは当然ある。


 それでも、今回の事件で俺への八つ当たりはねぇだろ!? 奥さんの嬢ちゃんは苦笑いしたまんまだしよ!?



「……解除方法は、ほかにないのか?」

「………ねぇよ。お前さん、覚えて無いわけねぇだろ? カレリアんときのこと」

「……覚えてはいる。それでも、聞くが?」

「無理言うな!」



 あん時に試行錯誤した上で見つけた解決方法しか、今のとこ発見していない。結婚してすぐにも再発してしまったが、結局同じ手法でしか解消されなかった。それを、俺の息子でもまだ十歳に満たない年齢のガキに……いきなり、最初のキスを嫁候補にしろって試練……正直させたくなかった。



(なんで!? せめて、成人の儀の前後にしてくれよ!?)


 それくらいなら、リーシャもまあまあの年頃だ。なのに、リーシャもまだたったの『七つ』程度。ガキでも赤ん坊を少し脱した程度の少女に、なんつー仕打ちさせんだか。あの普段は飄々としたイケメン野郎の姿で……半分面白がっているか、なにか懸念事項があったのか。


 チャロナ嬢ちゃんの異能(ギフト)を、リーシャも継承しているせいか? なんか補填項目があってか……セシルに俺のユニークスキルを継承させた? 半分暴走気味の具合に……あり得る事項過ぎて、否定出来ねぇ! それを、どうやってカイルに納得させるべきか!? 頭を抱えたいとこだが、マックス直伝の『ドゲザ』をさせられているせいで足が痺れてんだよ!!



「と言ってもぉ? フィルドの仕業でしょ~? なら、これ必要経験値じゃない?」



 とかなんとか頭抱えてたら、マックスが俺の気持ちを代弁したかのような発言をしてくれた! マジで助かった!! カイルの怒りが、わずかだが薄れた気がしたしよ!!



「あ~。フィルドさんなら、理由つけてでもさせそう……」

「でしょ~? うちらのサブカル事情とネタ盛り込むの、あのおじいちゃんならしそう~」

「だねぇ……」



 前世からの親友コンビは、納得する観点がちと違っていた。その会話に、カイルも聞いてはいたのか『呆れ』てはいるみてぇだ……。固まっているのが正しいのか、背中を叩いているレクターにも反応しないときた。



「つーまーりー? 無理強いじゃないんなら、まあ、ギリ『ポルノネタ』でもキスくらいで済んでいいじゃなぁい? いきなり、セックスとかは犯罪に近いけど」

「ど阿呆!!?」

「あのねぇ? あのおじいちゃんはさせないでしょう? セシルの性格なら、多分転移使って駆け回ったでしょうけど……結局チューくらいしたんじゃない? リーシャはセシル大好きなんだし、そのセシルの意見だと『やり直し』くらいするわよ。親がこんなでも、中身は割とカイルに近いし」

「……失礼過ぎるが、まあ……そう、だな」



 息子のあいつは、俺の爺様の『カイザーク』に懐いているせいもあって。養育は結構任せていたために、俺とはかなり中身が違う。将来のアルフガーノ家伯爵の地位は安泰と言えるくらいにな?


 ともあれ、マックスの説得のお陰でカイルの怒りも鎮圧してくれたようで。このあとの、セシルへのフォローをどうすべきかと逆に意見を請うくらいに姿勢を変えていた。


 こいつも、チャロナ嬢ちゃんと結婚して、人の親になったせいか相当変わったな……。



次回は土曜日~

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