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第158話 子どもたちだけの会議

お待たせ致しましたー



「第一回『パン会議』を開催する!」


「「「えいえいおー!!」」」


「……ノリノリだなあ」


「あらあら、楽しいのではなくて?」


「……うん」


「僕も楽しいぞ!」



 ただいま、あたしの家であるローザリオン公爵家の一部屋を使って話し合いをしているの。幼馴染みといとこたちといっしょよ!! このメンバーの間で、それぞれ婚約者になるだなんてびっくりしたけど……いいよね? みんな幸せだもの!


 今は、みんなで孤児院の差し入れ用に作るパンを考えているの。パン自体は決まっているけど、サンドイッチだから挟む具材を決めるのよ!



「議題は、オープンサンドイッチの具材!」


「作るのは、リーシャ以外にサリーとミラクル。あとセシル」


「わたくしは行儀作法の授業でお手伝いは出来ないから……」


「僕も、父上たちと作物の収穫があるから」


「僕とマリーは調理自体無理だから……」


「くぅ」


「殿下たちは、ご遠慮なさって?」


「……ユイノぉ」



 ユイノ姉は皇太子妃の教育が始まったらしいから、今日だけはって来てくれたの。提案をしてくれるだけでもうれしいから大歓迎よ!


 けど、さすが叔父様の娘だからエディトへの言い聞かせもキレが凄い。言うときは黒い笑顔でビシッと言うもの?



「ねえねえ、シュラ様はカレーを入れたような具材がいいっておっしゃってたでしょ? なんか、似たの出来るかな?」


「カレー……だろ?}


「カレー……だよね?」


「「カレー……」」


「おいしいですわね?」


「美味しいと思うぞ!」


「美味しいけど……」


『みゅ!』



 子どもたちがカレーパンが大好きなのは、伯父様だけじゃなくてお母様からも聞いているの。お母様が初めて差し入れで持って行ってから、とっても大人気のパンだって。


 あたしも、お母様からいただいた時から大好きになったパンだから……難しいけど、作ってみたい。でも、すごく作るのが難しいからどうすればいいのかな?



「ん~……香辛料だけ真似してみるとかは?」



 みんなでうんうん言っていると、アウルくんが思い付いたように提案してくれたの。



「香辛料だけ?」


「ほら、風味付けとか肉に香辛料を仕込んだりするだろう? エスメラルダとかがよくするじゃないか?」


「「「「「「ああ!」」」」」


「素敵ですわ~」



 たしかに、エスメラルダとサイラたちが作ってくれる燻製肉とかは香辛料たっぷり使うらしいから……それをヒントに作ってみるのもいいわ!


 みんなで行くと大変だから、それはアウルくんが詳しいレシピを聞きに行くことになって。


 ほかの組み合わせもどうしようかって、話し合いを続けるの。


 しょっぱいものもいいけど、甘いものとか!


 半分は女の子がいるから、甘いものはどんどんアイディアが出てくるの。



「あんこ!」


「クリームとか!」


「果物も捨てがたいですわ」


「モチも入れたい!」


「……俺たちの出番ないな?」


「……ないね」


「ないよね?」


「うん。元気な女の子は輝かしい!」



 などなど、話し合いは続いていくのです!!



次回は火曜日〜

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