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第153話 カワイイ白パンたち

お待たせ致しましたー

 白パンって聞いた時は、普通のパン?って思ったけど。


 ミラクルのお母様である、エイマー小母様はお母様の以前の上司だけど……パン職人としてはシェトラスと同じくらい、すごいお弟子さんなの。


 今はあたしのおばあ様のように、お腹に赤ちゃんがいるらしいけど……からだをたくさん動かすパン作りはあんまり出来ないんだって。


 だから、アドバイスをくださったの。可愛いサンドイッチ。おばあ様にぴったりだわ! そう思って、屋敷に戻ってからお母様にお話を聞きに行ったの!



「エイマーさん、流石だわ。私も考えなかったわけじゃないけど……白パンのオープンサンドイッチは食べやすいから、いくらでも食べられるもの」


「どんな具材を挟むの?」



 ディオスを寝かせてから、お母様と打ち合わせをしたわ。お母様も、エイマー小母様の提案には納得されていたのか、すごく頷いていたし。



「そうね? 基本は普通のサンドイッチと同じでいいわ。バターロールのオープンサンドもそうだったでしょう? あれと同じでもいいけれど……スイーツサンドイッチもいいわね」


「スイーツ……お菓子??」


「ほら、フルーツサンドイッチをシェトラスさんが作ってくれるでしょう? あれもオープンサンドで作ってもいいのよ」


「! すごくいい!!」



 甘くて、ふわふわのサンドイッチ。


 おばあ様も甘いものは大好きだから、とっても喜んで下さると思うの!!


 お魚やお肉を気にしなくていいなら、食べられるはず!!


 あたしが頷くと、お母様はとっても可愛く笑顔になられたわ!



「そうと決まれば、具材の組み合わせを話し合いましょう? リーシャはおばあ様に何を食べてほしい?」


「んと……ベリー?」


「いいわね。シンプルにホイップクリームと合わせてもいいけど、チョコレートをソースにして……可愛く編み掛けにするのもありだわ」


「あみ?」


「格子状に飾り付けしていく方法よ。お料理で、たまにあるでしょう?」


「あ!」



 チョコレートをあれと同じにしちゃうの? 想像するだけで、おしゃれだと思うわ! 


 すっごくやってみたくなってきた!!


 お母様ともっともっと話し合って、途中にロティとミアもいっしょになってメニューが決まっていく。甘いのだけじゃなくて、卵を使ったものも候補に挙がったわ!


 卵も二種類がいいんですって!



「試作で試しに作りましょう? まずは白パン作りよ」


「はーい!」



 白パンは生地に卵を入れないけど、バターは使うからしっとりでふわふわになるらしい。


 見たら食べたことを思い出すっておっしゃった、お母様の言葉を信じてあたしはまずミアのホームベーカリーで生地を作っていくわ!


 真っ白で、ふわふわ。


 形は丸くするのは同じだけど、ふくらんだ後には卵は塗らずに打ち粉を軽く振るだけでいいんですって!



「普通の白パンは切り込みを入れるんだけど。今回は挟む具材の関係で、冷却させたあとに入れるわ」



 パンは作り方次第で、同じにしなくてもいい。


 お料理は基本も大事だけど、応用ができればもっと色々出来る。


 お菓子作りは基本が忠実だったのに……パン作りは違うのね!


 もっと、たくさん勉強しなくちゃだわ!!

次回は月曜日〜

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