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第138話 師匠活躍!

お待たせ致しましたー


「参りましたぞ、チャロナ様!」



 アーネストの爺様が来てくださったの。


 お母様に御用がおありだそうだけど……なんのために呼んだのかな?


 魔導具については、ミアのは少し前に調べたばっかりなのに??



「いらっしゃいませ、お師匠さん。魔法鳥の内容は見てくださいましたか?」



 お母様はきちんと受け答えされていたから、爺様が勝手に来たわけではないみたい。今日は何をするのかしら??



「うむ。魚の卵の縮小化。実に興味深い内容じゃ」


「ええ。わざわざ来ていただいたと言うことは、可能ですか?」


「いや、それは実験せんとわからぬですな。何せ、初めての試みじゃからの」


「なるほど。事前に用意はしてあるので、厨房に行きましょう」


「お母様! あたしも見たい!」


『みゅ!』


「ええ。いいわよ」



 何をするんだろうって、いっしょに行ってみると。


 調理台の上に、ブニョブニョした変なスライムがあった!?


 めちゃくちゃ赤いんだけど!!



「何これ!?」



 赤い大きい丸がいっぱい入ってる変なスライムがあった!?


 あたしが驚いていたら、お母様が大丈夫って背中を叩いてくださったの。



「これは卵よ? いくらの材料」


「え? え? これがいくら??」


「正確には、その前の状態。これだとお寿司には出来ないから、お師匠さんを呼んで魔法をかけてもらおうとしているの」


「魔法?」


「食べやすい大きさに小さくしてもらいたいんだけど」


「ほっほ! わざわざこの卵を食べるとは!! しかもスシにですと!」


「どうでしょうか?」



 アーネスト様にお母様が質問されると、アーネスト様はあちこちの角度で卵を観察した後に……服の中からアミュレットを取り出したわ。



「我が魔法の一部。少しでもお役に立ちましょうぞ!!」



 そこから、人間の言葉ではなくエルフの言葉をつぶやいて……アミュレットが光ったかと思えば、卵の方も赤く光ったの!


 少しずつ小さくなって……フランスパンくらいの長さと大きさになったわ!? 本当に出来ちゃった!!



「「すごーい!!」」


「ほっほっほ! なんとかうまくいきましたぞ! チャロナ様、これでよろしいか?」


「ええ。お師匠さん、さすがです! せっかくですから、いくらを試作するので召し上がっていかれます?」


「是非!」


「あたしも手伝います!!」



 これをどう食べるか、すっごく気になるもの!!


 だから、汚れてもいい服に着替えてから……アーネスト様もいっしょに作るってことになって、厨房がちょっと狭くなったわ!


 だから、今回はレイバルスがマックス様のお屋敷に行くからと行っちゃったんだけど……レイバルスはロティの旦那さんでも、マックス様の契約精霊よね? 今更気づいたんだけど。

次回は金曜日〜

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