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第130話 想いを伝え合う

お待たせ致しましたー

 アウルくんは、マリーナと少しおしゃべりしてから……ちょっと連れ出すのに、裏庭へ案内していた。


 それを見ていた、あたしたちはこっそりこそこそと追いかけるわ!!


 マリーナとアウルくんの成り行きを見守る(?)のよ!


 せっかくなので、セシル兄に透明化の魔法をかけてもらってから行ったわ。声はともかく、見つかったら大変だもの。


 こそこそこそーっと、あたしたちは見失わいように追いかけて。アウルくんがマリーナと止まった場所は、うちの屋敷で一番綺麗な花のお庭。ピデットとかが一生懸命お手入れしているから今日も綺麗。


 告白の場所に、ぴったりの会場だわ! 頑張って、アウルくん!



「マリーナ王女……お話したいことがあります」



 今は、アウルくんは神様の子どもでも使用人の子どもの位置だから、敬語は仕方がないわ。


 マリーナがどう思っているかまだわかんないけど、マリーナは小さく頷いていた。



「……何だろうか」


「無礼を承知で申します。僕は……貴女様をお慕い申し上げているのです!」


『『『『言った!!』』』』



 アウルくん凄い! と、皆で見守っていると……マリーナの方は、背を向けていたから見えないけど……どうかしら?


 断る?


 頷く?


 どっち!? とアウルくんも待っているようだったが、少しずつ肩が震えてくるのが見えたわ!!



「ほ……本当、なのか?」



 なんか、マリーナ泣きそう!?


 こっちの皆もだけど、アウルくんも慌て出した!


 声を出そうとしたら、セシル兄に待ったをかけられた。



『多分、大丈夫。静かに』



 セシル兄がそう言った時に、マリーナは次の言葉を出そうとしていた。



「わ、わ……たし、も……実は、ずっと」


「は、はい」


「お……したい、してて」


「え」


『『『『え』』』』



 予想してなかったわけじゃないけど、ここも両想い!?


 てことは、婚約成立!?


 皆でハイタッチしてから、出来るだけこそこそっとお茶会の方に戻ってセシル兄に魔法を解いてもらった。



「お母様、お父様!」



 伯父様たちとお話されているお母様たちに、早く知らせようと急いだわ!



「あら、どうしたの?」


「聞いちゃったの!」


「……どう言うことだ?」


「マリーナのこと!」


「おお! 我が娘の姿が見えないと思ったが、もしや」


「ふふ! そうなの、伯父様!」



 伯父様はマリーナのお父様だからやっぱり知っていらしたのね。


 今はきっと、好き好きを伝え合っているでしょうけど……そのために、と伯父様がフィー小父様といっしょに魔法で飾り付けを豪華にしてくださったの!!


 すごかったわ!!

次回は土曜日〜

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