第127話 印象で感じたこと
お待たせ致しましたー
*・*・*(マリーナ視点)
元気な御方だと思ったのが最初の印象だった。
双子の兄上とて、とても元気なのは同じ時に生まれたからそれは知っている。
だけど、笑顔が眩しい方に出会ったのは……アウル殿が初めてだと幼いながら思った。
その笑顔の隣に、私のような王女が居てもいいだろうかと思うくらい。
お祖父様に打ち明けたが……当然、半人半神のアウル殿のへの想いを口にすれば、がっくりとされてしまった。
「……いけなかったでしょうか?」
「……いや。悪いことではないのだが」
お祖父様にお伺いすると、お祖父様は起き上がられてから私の肩を強く掴んできた。
「お祖父様?」
「いいか、マリーナ。我らが王族でも、相手は神の子。受け入れていただける保証はどこにもない。それでもあの方の御子を想うのか?」
「はい」
幼いからこそ、砕けるのは早い方がいい。
私は王女だから、次の恋愛に移ることなど機会は多くない。女王になることはないから、他国に嫁ぐことを強く望まれていたのだが。
アウル殿と出会ってからは……その覚悟が揺らいだ。この国で、あの場所で生きていけるのであれば……どれほど楽しいか。
そんなささやかな想いを抱いてしまったのだ、幼い今だからこそ。
「あら、魔法鳥が」
お祖母様が窓を開けて魔法鳥を中に入れると、その魔法鳥は何故か私の方に飛んで来たのだ。
【アウル=ハーフィバルトより、マリーナ=サベル=セルディアスへの書状を預かっている】
「……アウル殿?」
久しくお会いしていないのに、私への書状と言うことはどう言うことなのだろうか?
少し驚いたが、受け取らないわけにはいかないと承諾の言葉を告げた。
書状に変化した魔法鳥の中身は、ローザリオン公爵家でのお茶会の招待状だった。従姉妹のリーシャの婚約式はまだのはず。
それに、アウル殿からのお茶会のお誘いと言うのはわからなかったが。
やはり、断らない理由は浮かんで来なかったため、私は母上らにお願いするのに深くお辞儀した。
この機会を逃せば、アウル殿との交流することが出来ない。
だから、行きたいと言う強い願いは出てきたのだ!!
「うむ。父としても応援するんだぞ、マリーナ」
「ありがとうございます。父上」
そして、父上もこう言う時は父親らしい態度をとられる。
次期国王としての器を少し垣間見た気がしたのだ。
とにかく、ローザリオン公爵家へ返答の書状はすぐに魔法鳥で届け、三日後に向けていろんなドレスを見て回ることにした!!
ドレス選びでこんなにも心が弾んでいくのはいつ以来だろうか!! 待っていてくだされ、アウル殿!!
次回は木曜日〜




