第106話 差し入れは大人も子どもも
お待たせ致しましたー
卵サラダ。
生クリーム。
アボカドディップ。
ツナマヨ。
クリームチーズ。
カスタードクリーム。
チョコレートクリーム。
あんこ。
お母様たちにも手伝っていただいて作ったディップを、今日は講堂のテーブルに並べて。あたしたちの手前には、あらかじめ切り込みを入れておいた揚げパンをスタンバイさせたら。
差し入れ配膳の開始よ! 子どもたちも興味津々だわ。
「リーシャ様! 今日のパンはなんですか!?」
「中身??」
「いっぱいお姉さんとお兄さんいるけど……入れてくれるんですか??」
「そうなんだぞ! ひとつのパンに二個まで。好きな具材を俺たちに言って欲しい。片面ずつ塗ってあげるから」
「「「「「わぁああ!!?」」」」」
「慌てないで順番にね?」
「「「「「「はい!!」」」」」
それから怒涛の勢いで子どもたちが押し寄せてくるから、あたしたちだけじゃなくマザーや職員さんも大忙し。
あんまり合いにくい組み合わせだけは避けるように注意して、出来上がったのをみんな思い思いに食べ始めていけば。
今回もとっても笑顔になって食べてくれたわ。喜んでもらえて良かった。
(……もっともっと、いろんなパンを作って)
もっといろんな人たちを笑顔にしたいな。
あたしは一人じゃない。ミアやみんながいるんだもの。
それに、シア様がわざわざ来てくださるくらい認めてもらえたんだから……もっともっと頑張らなきゃ!!
それからおかわりを何回も子どもたちにねだられて、すぐに対応していくなどとして……全部は無くならなかったけど、たくさんパンを食べてもらえた!!
みんな、とってもいい笑顔だったわ!!
「「「「「ありがとうございます!!」」」」」
そして、子どもたちからとっても元気なお礼を言われた。たくさんパンを作った甲斐がある、元気いっぱいでとってもいい笑顔も添えられて。
(……本当に、嬉しいわ!!)
サリー姉たちも笑顔で頷いていたから、今回の差し入れも大成功だったわ!!
残ったパンはあたしたちじゃなくて、職員のお兄さんお姉さんたちに食べてもらったんだけど……どの人もめちゃくちゃ笑顔になってくれたの!!
だけど、
「「「「う!?」」」」
美味しすぎて、急いで食べちゃうから……のどに詰めかけて水で押し流すのがひとりや二人じゃなかったわ。大人も子どもみたいな事をしちゃうのね?
次回は日曜日〜




