第100話 レンジでおもち?
お待たせ致しましたー
「……奥様。米粉はあいにくと切らしていて、白玉粉でしたら八つ時に焼き団子を作ろうと思っていましたので用意出来ますが」
「そうなんですか。じゃあ、そちらをお借りしますね!」
「私もお手伝いいたしましょうか?」
「そうですね。お願い出来ますか?」
「はい」
材料が無いと言われた時は、シア様は『がーん』って顔になったけど……代わりに出来る材料を知ったら、『ぱあ』って顔が明るくなられた。さっきは神秘的な雰囲気だったけど、随分と可愛らしい。親近感を覚えたわ。
「お母様! 私も作るわ!」
「ありがとう。手をしっかり洗ってね?」
「はーい!」
蛇口だと台が無いと届かないから、ミアの浄化魔法でおてては綺麗にしたわ。エプロンを上から着て、同じくエプロンを着たお母様の前には白い小麦粉?みたいなのがボウルに入っていたんだけど。
「では、今から求肥を作るわ」
そのために、とお母様はミアにオーブンへ変換して欲しいとお願いされたわ。
「お母様、おもちってたたくんじゃないの?」
木の器? と、きね? でペチペチしてたような? 質問すると、お母様はにっこりと笑われたわ。
「今回は熱を加える方法が違うの。レンジ機能が一番簡単に出来るのよ」
まずは、小麦粉じゃなくて『しらたまこ』って言うちょっと固い粉に砂糖と水を入れて混ぜるようにお願いされたの。そしたら、白いお水になったわ! それをミアのオーブンレンジで温めたら……!?
「「おもち!!」」
「でしょう?」
シア様と声をあげちゃうくらい、びっくりしたわ!
ちゃんと、みょーんって伸びたおもちになっていたんだから!!
お母様はそこから木ベラでしっかり混ぜて、もう一回オーブンレンジで温めた。出来たら素早く混ぜて……すると、もっとちゃんとしたおもちが出来上がったの!! 凄いわ!!
「このままだと固くなるので、お化粧も兼ねて片栗粉をまぶして」
パンに入れるサイズに切ったら、バットごとお母様の収納魔法の中に入れるんですって。おもちはとってもとっても繊細だからだって。美味しそうなのになあ?
次回は水曜日〜




