表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
長屋のチョウスケのはなし  作者: ぽすしち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/22

会いにくる


 

「―― 気付いたら、畳に寝てて、慌てて飛び起きたら、女たちはいなくなってたけど、やっぱり旦那様が煙管をすいつけて、背中をむけたままでさ。 とにかく怖かったから、 今のはなんですか、って思わず怒鳴っちまったんだ・・・」





 ――― チョウスケ。やっぱりオタマは、このおれがいいとさ

 ――― は?

 


 旦那は煙管でゆっくりと庭をさし、三方に植えられた、桃と梅と桜をさした。

 


 ――― 桃はオエイ。梅はオタマ。・・・もうすぐ咲こうとしている桜は、トキコだ。 それぞれが、死んだとき、一番きれいに花を咲かせる木を、・・・焼いた骨と、切り取ったひとふさの髪といっしょに、庭に埋めた。・・そしたらな、・・・女たちが、おれに会いにきてくれるよう、なったのさ

 ――― じゃあ・・・さっきのは、やっぱり・・・

 


  チョウスケの震える声にはこたえずに、旦那は続ける。

 


 ――― はじめはな、もっと遅くに出てきてたんだが、三人がそのうち、競うようになってな。いまじゃ、五つ時をすぎるとあらわれるし、 それに、なにより、 それぞれが、自分の話を聞いてくれとうるさくてなあ・・・はは。参るぞ。 ―― 死んだ女たちに、ここまで惚れられるなんて。いや、ほんと、まいった

 



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ