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女がふたり
なるほど、玄人だ
あだっぽい笑い方。
足を洗ったのに、いまいち抜けきれていない雰囲気が、地味な着物の、襟をぬきすぎた着方にあらわれている。
どうやら旦那様は、『植木にみたてた』女を、自分の家に呼んでいなさるようだ、と合点したとき、今度は、派手な着物の女が庭に現れた。
――― あれが、オエイだよ。こっちはまあ、座敷にあがってほんのニ、三年で引き抜いちまったから、なりは派手だが、シロウトだ
まだ、娘のような顔立ちに、化粧もせずに洗い髪をまとめただけに櫛をさし、黒地に、赤と黄色で舞う蝶の柄が、ひどく、きつい印象だ。
チョウスケを見ても何の反応もしないオエイは、そのまま縁側に腰をおろした。
オタマもその横に、そっと腰掛ける。
すると、―― 二人して部屋の中の旦那にむかって、 《何か》 を話し出した。




