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リアル推しガチャ【第一部】  作者: 有氏ゆず
第二話 人、襲来
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2-1





そうだ。

これは夢なんだ。


ぼくは今、夢を見ているんだ。


目が覚めた時

ぼくはまだファンクロプレイヤー。


起きたらファンクロにログインして、


ログボを貰って、


最愛の式部を愛でながらイベントを走って、


それから式部を、


思いっきり愛でるんだ……。
















「……姉ちゃん。いつまで休む気だよ」

「地球が滅びるまで」

「友達、毎日心配してくれてるぞ」

「データ飛んでないサスケ氏にぼくの気持ちなんて分からないだろ」

「姉ちゃん……」


ファンクロのデータが飛んでから一週間、ぼくは学校を休んだ。

どうしようもなくしょうもない、クズな理由だってのはぼくにも分かってる。


そんなぼくに対して優しく接してくれる鳴海やサスケ氏が聖人で、そんな二人に対して八つ当たりするぼくはクズの中のクズだって分かってる。





……でも。


どうしようも無いんだもん。

式部はぼくにとって生きる希望であって、そんな彼が居なくなるってのはぼくは死んでるも同然で。


「だからこんな世界、滅びてしまっても良いって思うのは、普通だろ!?」

「いやそれは俺には分かんねえけどさ」


速攻否定された。





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