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リアル推しガチャ【第一部】  作者: 有氏ゆず
第一話 悲劇は突然訪れる
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1-5




叫んだのはサスケ氏じゃない。

ぼくだ。


では何故ぼくは叫んだのか。

サスケ氏に何かされた訳ではない。


彼はオタ友とはいえ男性なので、軽々しくぼくに触ったりなんかはしない。

むしろサスケ氏も何があったか分からない、と言いたげな表情でぼくを見ていた。


なら何故ぼくは叫んだのか。

答えはぼくのスマホが語っていた。























「で、でーた……とんでる……」





ファンクロのデータが、無い。

まっさら。なにもない。


あれほど時間と、お金と、愛を注ぎ込んだファンクロのデータが。

データ、ぼくの、ぼくの、ぼくの。




「し……き……………ぶ………」




ぐるん、と世界が回る。


ふわふわ。ふわふわ。ぐるぐる。






「な、成世氏ーーーーっ!?!?」




友人の叫び声を聞いたのを最後に、ぼくは意識を失った……。








第一話 おわり。

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