表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リアル推しガチャ【第一部】  作者: 有氏ゆず
第九話 女子会でウフフ
55/62

9-8





その後は散々喋って食べた後、ぼくが色々と限界を迎えたので解散することに。


「たのしかったね!恋バナ!」


恋バナ……そうか。恋バナをする為に女子会を開いたんだったか。

その割には全くと言っていい程恋的な話に触れなかった要な気もするが……あれは恋バナと言って良いのだろうか。


「……あんなんで良かったの?」

「うん!すっごく楽しかったの!」


……まあ、アリス本人が物凄く満足そうだし……それで良いか。良いってことにしよう。




「それよりさあ……式部」

「……何でしょう」


ぼくは先程からずっと気になっていたことを口にする。


「何でぼくの一歩後ろを歩くの!?怖いんだが!?」

「ですが先輩、3人横並びは流石に危険かと」


せ、正論だ……!

じゃなくって!式部の場合はぼくの後ろにぴったりくっついてきてるから怖いんだが!?

しかも、ずっと一定の距離感で!


「それにこれは先輩の背後を守る為です。普通は自分の背後まで気が回りませんから」


うっ……そう言われたら流石に言い返せないぞ……。




「……仕方ないなあ」


結局、ぼくが折れる。

だがしかし。今回に限っては、式部の判断が正しいってことになる。


だって……


















「……あのさあ!さっきからずっとつけてきてるよね!式部が殺気丸出しなの!流石のぼくでもわかるんだが!」


ぼくは振り返って叫ぶ。

まあ正直、式部が殺気を垂れ流していなかったらつけられていることに気づかなかったかもしれないが。






「チッ……一応気配は消してたつもりだったのに」






そう言いながら現れたのは……七夜だった。




第九話 おわり。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ