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リアル推しガチャ【第一部】  作者: 有氏ゆず
第七話 勉強会?勉強回!
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7-2




「さて。ならリアルファンタジークロニクルについて、僕の知っていることを教えておこうか」

「お、おなしゃす!副会長!」


まるで勉強をするかの如く、ぼくはノートと鉛筆を手に取った。










……ここからは副会長が教えてくれたことをぼくなりに纏めてみたメモの内容である。
















・リアルファンタジークロニクルとは

通称「リアルファンクロ」。

アプリゲームのファンクロとは似ているが別物。

あちらは普通のゲームであり、ゲーム内でキャラクターを育成して戦ったりクエストを達成していく。

リアルファンクロはそれらが全て現実世界で行われる。ゲーム内の架空の話ではなく、全て現実なのだ。

キャラクターも勿論、現実に、リアルに召喚される。




・基本用語

【プレイヤー】

ゲームのプレイヤー。所謂リアルファンクロに参加している人間のこと。

キャラクターを召喚し、扱うことが出来る。


【キャラクター】

ゲーム内のキャラクター。人間ではないデータ。ガチャで召喚して手にする。

『スキル』という不思議な力を使うことが出来る。

レアリティはN、R、SR、SSR、URが存在する。


【スキル】

キャラクターが使える不思議な力。

精神力を消費して使用する。

キャラクターによって使えるスキルは様々。

攻撃、回復、補助……色々なスキルがあるようだ。


【親愛度】

キャラクターからプレイヤーに対する愛情的な数値。

キャラクターと接することでどんどん上がっていくが、キャラクターによって何をしたら上がるのか、上がりやすさも違う。

親愛度を上げることによってスキルのレベルが上がり、使えるスキルが増える。


【クエスト】

定期的にリアルファンクロのアプリに送られてくる任務。

簡単なものから難しいものまで様々。

必ずクリアーしなくてはならない重要クエスト、やってもやらなくてもどちらでも良いフリークエストというものがある(重要クエは時間内にクリアーしないとゲームからリタイアさせられてしまう)


【ロスト】

キャラクターのHPがゼロになること。

ロスト=キャラクターの消滅であり、ロストしてしまうとそのキャラクターは二度と使えなくなる。

定期的にアイテムで回復しよう。




・何が目的なのか

20XX年12月31日に開かれるゲーム本戦で優勝すること。

本戦の内容は極秘。

優勝した者はどんな願い事もひとつだけ叶えて貰える。

本戦の参加資格は本戦開催日までにプレイヤーレベルを100に上げること(プレイヤーレベルはクエストをこなせば上げられる)

本戦開催日までにリタイアにならないこと。











……以上がメモである。
















「……よ、よし。ちゃんとメモ取れたけど……リタイアの条件って何なんだ?」

「ああ。リタイアは手持ちのキャラクターがゼロになるか、スマホを壊されるかだね」


ふむふむ成程。

だったらスマホを最初から狙えば楽にプレイヤーを減らせるんじゃないか……?


「スマホを狙えば良いと思ってるかもしれないけど。そう簡単にはいかないんだよ。ルールとしてキャラクターはプレイヤーに死ぬような怪我を負わせちゃいけないってルールがあるから」

「……あれ、式部確か前に殺そうとしてたような」

「……う。あれ、は……その、」


アレはぼくが止めなきゃ式部が失格になっていた可能性があったのか。

どうやらぼくは無意識のうちに式部の消滅を防いでいたらしい。


「拘束とか死ぬような怪我じゃなければ良いけどね。ただキャラクターは人間とは力の差がまあ、凄いから。どんな行動が致命傷になるか分からないからね。なるべくプレイヤーには手を出したくないのさ」

「だから、スマホを奪われる心配は無いってこと?」

「……まあ、プレイヤー同士のリアルファイトに持ち込んでくるプレイヤーもいるから、安心はしない方が良いかもしれないね」

「えっ…」




「今だって、無防備にスマホを机に置いているけど。僕が壊すことだって出来るんだよ」





……ぞっとした。

確かにプレイヤーからプレイヤーへの攻撃は違反じゃないみたいだった。

この前の銀行強盗もぼくたちのことを普通に襲って来たし。


ぼくは慌ててスマホを鞄に仕舞った。




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