とある記事の一ページ
——桔梗町の惨劇、悪魔との契約を賭けた五人の殺し合いとは?!
今回の事件の共通点として、四人全ての被害者の近くに黒い逆五芒星のカードが落ちていることが挙げられます。当誌では特別に、現場に落ちていたカードの写真を取材で入手しております。逆五芒星といえば、『悪魔崇拝』を象徴する記号としても有名です。また、カードの逆五芒星の中心には「木」「土」「水」「金」の文字がそれぞれ書かれています。これらの文字は、この世に存在するあらゆるものを「木・火・土・金・水」にあてはめる「五行」に由来すると考えられますので、最後の一枚には「火」の文字が記されているでしょう。
(事件現場に残された逆五芒星のカード。撮影: 杞憂 一郎)
また、四人の被害者宅には下記のような怪奇的な文書が送られていることも判明しました。カードと文書は同じ封筒に入れて送られてきたものであるようです。
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——選ばれし者よ
——五行のカードを持つ者供を殺戮してみせよ
——あなたが最後の一人となったとき、悪魔はあなたと契約する
——悪魔は圧倒的な力でもって、あなたの望みをなんでも一つ叶えてみせることだろう
——どうか、他の邪な者共にあなたの息の根を止められることなきように
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こちらの事件は、悪魔と契約することを望んだ最後の一人が起こした殺戮事件なのでしょうか。それとも、疑心暗鬼に陥った人々による醜い殺し合いの果ての末路なのでしょうか。本当に悪魔はいるのでしょうか?!
真相はまだまだ闇の中。当誌は引き続き、真相の究明のため取材を続けてまいります。
お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
取材・文: 杞憂 一郎