打つ手なし
政府は色々言葉を変えているが、新型コロナについて端的に表現するならば、
「打つ手なし。」
ということだ。
重症化した人だけは面倒見るが、あとは野放しにするといっているに等しい。しかし、そういってしまうと無策とそしられるから、やってるふりだけを続ける。
緊急事態宣言についても、全国一律に出せるものではない。そんなことしたら、経済が完全に破綻することは政府も日銀もわかっている。出すなら地域指定になるだろう。それも東京、大阪といった大都市部なんだろうが、おそらくそこには出せない。出しても効果がない。大都市部で出しても、人の動きを完全に止めることはできない。東京は働く場所で千葉や埼玉といった周辺に住居がある。移動しないは不可能だからだ。
結局のところ地方以外は宣言を出すことのデメリットが大きい。可能なのは、都市部の患者を地方に移転し地方封鎖だろう。クルーズ船にしても東京都にしても、患者を地方へ送り始めている。かつて結核患者がサナトリウムと称する施設で地方療養をさせられたような事態が想定される。むしろそのための緊急事態宣言ではないのだろうか。
発症数が少ないからと言って安心できない。いつ大量の患者が近くの病院に、人知れず送り込まれてくるかわからいのだから。




