学生達の野外活動19(野外活動終了)
【十六日目】
全員を集めて野外活動の総括と最後の指示を出す。
「最初はゴブリンの討伐から始まり、コボルト・アンデッドの軍勢の討伐と本当によくやってくれた。最初は指導するつもりでこの「野外活動」を行ったが、最後のアンデッドの軍勢との戦いでは俺よりも強い相手であり、昼夜問わない攻撃に精神的に追い詰められ崩壊寸前だった。
しかし俺以外のユリル、レッズ、学生達は冷静に対応できていた。俺は今まで命を懸けた死闘のような戦いは人生でしたことがなく、本当の意味での「野外活動」が必要だったのは俺自身だったのかもしれない。本当にありがとう。
この経験は俺を含め、全員が将来的にはいい結果をもたらすことを確信している!それではサンマリノの町に帰ろう!!」
「「「おーーー!!」」」
みんな泣いている。
俺は前世を含めほとんど苦労をしたことはない。しかしここにいる俺以外は、苦労どころか死と隣り合わせの経験を幾度か経験している。いい人生の経験値積ませてもらったのは俺の方だな。
アンデッドの軍勢との戦いで得た戦利品が大規模すぎて、運ぶのに苦労した結果、町に帰るのが3日かかってしまった。魔物も多く遭遇したが、学生達が強すぎてどんな敵でも瞬殺で倒していく。
ステータス的にも精神的にも成長した学生達は大変頼もしい。
約1週間後の学内決闘戦が楽しみだ。普通にいけば瞬殺できるが、さすがに100年以上の伝統を誇る戦いだ。
様々な妨害はあると思うが、今の学生達ならすべて対処可能だろう。
そうして俺たちは町に到着し、喜び合い抱き合った後、解散した。
また、すぐに学校で会えるから別れを惜しむ必要もない。
今日はゆっくり休もう。




