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マジックそるじゃあ  作者: ふ~ん
6/42

兄弟

こんばんわ。

 ソリュウがイチを除き混む。その格好は、よんつんばいで普通の男子が見れば羨ましく、二つの極柔きわめやわらかい白玉が、服に支えられ落ちないように頑張って引っ付いているように見えた。


 でも、その胸の状態を知っているかのようにハイハイでゆっくり進む姿は、二つの柔らかそうな白玉が『モチッ』と引っ付いたり離れたりとエロい女を出しているのだが


「やめろ!来るなぁぁ。出ていけぇ!!」


 イチは向かって来た、パンイチとシャツしか来てないソリュウに枕やら布団やら、とにかく投げまくって追い出す。


「……ハァ。やっぱりこんなのじゃあ、彼のトラウマは克服出来ないよね。」


 ドア前で落ち込むソリュウ……


「……ソリュウ先生?」


「ん?ひゃあっ!?ラナ理事長!おはようございます!」


「おはよう。で、そんな格好で生徒を教えるのではないでしょうね?」


「イヤ!これは……いつも、外の小鳥に挨拶をするのです。それが私の能力日課なんです。」


 『そんな趣味があったとは知りませんでした』とクイッとメガネを上げる理事長。続けて『部屋に戻らないのですか?』と聞いて、『ああ。そうでした、そうでした……』とドアを開こうとすふのだが


「開きませんね。当然ですね。」

「その部屋はユウナ・アーガストの個人部屋ですからね。」


 理事長が『ソリュウ先生にそういう趣味があったとは……減給ですね。』と言い去って行った。

 渡り廊下のドン突きまで行った理事長は、まだユウナ部屋前に立っていたソリュウに大声で


「そんな格好で、女子寮とはいえ反社会行為です!もうワンランク下げて文化系の先生にしますよ!部屋に戻りなさい。」


 睨まれたソリュウは『ランク下げるのだけは!』と言いながら、恐らく自分の部屋へ走って行った。


……

「なあ兄弟ジャイン!」


「なんだ?兄弟ジョイン


「花の園はスカになってしまったが良い物を見えたな!?」


「ああ!兄弟ジョイン。まさかソリュウ先生が女子を好んでいたとは……。」


兄弟ジャイン!鼻から血が出てるぞ!」


「スマン兄弟ジョイン。……あのドア向こうには大人ソリュウが関わった少女がいるんだ。」

「タマランだろ?」


「……おお。タマラン!!」

「いったい誰なんだ??」


「お!?ソリュウ先生が走って行くぞ。」


兄弟ジャイン!俺達には強運の女神様が付いているぜ!」


「そうだな。行くかい?」


「モチロンダ兄弟ジャイン!」


……

 ソリュウを追い出してホッとするのも束の間


「コラコラ。女子の布団を脱がすなんて、なんてそそっかしい男子なの?」


 布団を剥がされたユウナの姿は、白い足が見えたかと思えば直ぐに長いストレートの黄緑色の髪がバッ!……と花開くような。

 開いた花びらの真ん中には、少し恥ずかしそうな感じに見えて、イチよりかは大人な女性がソコにあった。


 そんな、同じ年に思えないオンナを見て


「そそっかしく、スマン!……だが絡んで来たのはアンタだ!!」


「だから、そんなに怒ってないでしょっ!」

「で?あなたから色々聞きたいんだけど?」


「ナニを?」


「とぼけないで!魔法って何?大魔導師!?」


「……あの目か。その目に何か秘密があるのか」


 一発で正解かと思ったのだが、本当は違うのにユウナは『大正解』と言って微笑んで迫って来る。


「ねぇ?大魔導師を教えてくれるんだったら……コノ目の事調べてもよろしくてよ。」


「お前なんぞに、私の歴史をその目で見たらしいが、私の魔法知識が分からないという事は……

 私の濃い記憶を読み漁ったというわけだな?」


(だ!大正解。驚きだわ)


「なるほど。だからアノ人が俺の名前を知って絡んで来たのか。」

「お前!俺のトラウマをアイツに言ったなぁ!」


(なんて強気……だけど!)

「だから?なんだって言うの?」


 イチが『食らえ!』と言うと右手を前へ手を出すと、瞬間ユウナがイチよりあとに手を出したが物凄いスピードで、イチが手を出しきる前にユウナの右手拳がカウンターとしてクリーンヒット!


 した!……と思ったが、そこは大魔導師!前回開発した『防御結界魔法』が発動!


 驚いたユウナは一瞬戸惑いたのだが、この結界魔法は自動で発動している。だから、イチが『結界魔法を発動した!?攻撃されたのか』と気付いた時には遅く。

 更に、気付いた事により右手を突き出した攻撃魔法も遅くなる。


 ユウナは見えない壁に憚れたが、サラッと次の手を繰り出した。右手が強打出来ないのなら!と言う事で、右手をソッとイチの首へ触った……触れた瞬間


「勝機!」


 イチのうなじを掴み、顔をベッドへ叩き着けた。


「むぅぐぐぐぅ……」

(我が体より発せよ!ライトニングシールド!)


「びゃややややや。」


 手を放そうとするユウナを逃がすまい!とするイチ。


「俺の勝ち……では無いか。先に首を飛んでいたのは俺の方か。」

「クソッ!」


 ユウナは、まだビリビリする舌と喉を確めながら


「イチ君が負けを認めるのは分かったけど、もっと早く手を離しても良かったんじゃないの?」


 イチは『クソッ』と言う感じで仰向けである。ユウナは、イチを見下ろす感じである。


「それで?ナニかな、それは??」


「命のやり取りで、オンナに負けてしまったんだ。お前の望む事をすれば良いだろう!」

「さあ!今、最大魔法の修行を思い出している。さっさと見たらどうだ!」


「そう。じゃあ、御言葉に甘えて」


……

兄弟ジャイン!鍵穴から見えるか?」


「……ウオッ?!」


「どうした兄弟ジャイン!?」


「ユウナ様の部屋だったのか。」

「何故ぇ……アイツが!?」


「ジャイン!どうした!?」


「イチが!イチが俺達よりも最先端の花の園へと落ち進んでいるぅぅぅ。」


「なに!?イチが女子寮にいるだってぇ!」

「ナニを!ナニをヤラカシテいるのだ」


「イチは上を向いているだけだ。」

「ユウナ様は上に乗っかり……頭が次第に落ちて……イチとキスをしているぅぅぅ。」


「アイツが!?最先端のキスをしているのか!」

「ルームメイトとして、敬意を込めてユウナファンに情報を伝えておくか。」


「大賛成だ兄弟ジャイン!」


……

「?」

「……目が赤くならないのか?」


「勝者の自由でしょ」


 『クスリ』と微笑むユウナは、一センチ先のイチの目や顔・輪郭りんかくとジロジロ見ている。


 ジャイン達が見た光景は、角度でキスをしたように見えたダケである。

 ま、女子が男子を連れ込んで良からぬ事をしているのは確かなことなのだが。


(もお!どうしてくれるのよ。五百年って!……頭の中がアナタで一杯じゃないの。)


……

 あらすじで言えば、ユウナはイチの脳にある良い思い出と悪い思い出を五百年分見てしまった事で倒れてしまう。

  近くにソリュウ先生がいたので、ユウナ部屋に連れて行く事に。

 

 少し気を取り戻したユウナは、イチがソリュウ先生の事を恐れている事、それはシルク少佐での出来事と伝わり、いてもたってもいられず謝罪を込めて大胆な姿で謝ろうとしたが失敗。

 ユウナは、五百年分の思い出を読み取ったお陰でイチが気になる存在へと成って行った。


……

「お前の匂いから、発情したメスの匂いがする」


「……。はい!終わり」

(もう!なんで押し倒さないのよ。)


「本当に終わりなんだな?じゃあ、俺は自分の部屋に戻るからな。」


「待って!ここは女子寮。今出ない方がいいわ。もっと遅れて生徒が学校に行ってから、出た方が良いわよ。」


「そうだな。」


「それまでの間、私が朝御飯作るから!」


 それはそれは、嬉しそうにベッドから跳び跳ねて言うのだった。

約22人の人が引き続き読んで頂いているのが分かっています!嬉しいッス!書くッス!

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