研修生として入学
こんばんわ。誠に遅くなって本当にすいません。理由は、昨日の23時頃に半分書き終わって寝落ちし、起きたらスマホの画面が出ないという故障になりました。
ほんま、超焦りましたよ。小説家になろう…もう一生入れないんと違うか!?って思いましたよ。
他にも、モンストのデータ無くなったし今イベントで運極目指してたのに……全て無くなりました。でも、小説家にはデータは覚えていましたから本当に良かったです。
あの後、取引に成功した俺は宇宙銀河警察へ就職決定へと取り次いだ。
それはおおいに喜んだのだが
「普通は常識なんだが、お前は造られた戦士だから知らないと思うけど、宇宙警察は研修と言うなの専門学校があってな」
簡単に言えば『俺に又会いたいのなら、基礎を学んでこい!』と言っている。
……
そんなわけで、タケシに推薦を貰って現在研修生達を乗せた小型艦に乗り目的他へと出立しているところである。
回りを見ると、俺以外は年齢層が男女共に若い。
(あー。心配だ……一人オッサンがいて大丈夫だろうか?仲間外れにされるんだろうなぁ。)
(イカンイカン!俺は精神的にも大人なんだぞ。もう転生合計年数五百は行ってるのだ。)
そんな想いを考えていると『うわ!テレビで見るより大きいなぁ』から始まり、キャアキャアと若い子らしい声が聞こえて来たので自ずと小窓から外の景色見た。
見えて来たのは宇宙スーツを着て増築・訓練らしきモノをしているのが見えた。『おー。やっているなぁ』とボーと眺めていたのも束の間
デデン!の音が似合う、三つの星が出てきた。三つの星は、三角形の頂点にあり通路らしい感じで繋がっている。
徐々に近付いてくると、究極に大きい事が判明する。
周りはキャアキャアなのだが、イチは着いて行けなくてポカーン状態が続いている。
そして
「新入生代表ユウナ・アーガスト前へ!」
ポカーンと成りすぎて、今までの手続きや寮生活するための部屋決めなど全て頷くだけで済まして今に至る。
今は、大音量の新入生代表の放送に『ハッ!』となり『なんだココ?』と気付いたしまった。
そんな小さなイチを余所に、舞台の上へ上がる一人の女性は勇よく凛としており格好が良く心が踊った。
だからか、ユウナの声を聞き入れる。
「私は、アーガスト社の一人娘ユウナ・アーガストです。しかし、私は皆さんと同じ研修生です。」
(同じ人種に見えないなぁ。にしても、タケシが見たら暴走しそうだ。……あ!ソリュウさんと同じ柄のお尻が蝶のプリントしているの履いてる。)
もう、イチの癖で魔力視するのが普通になっている。昔、服の中に武器を隠し持っている奴がいまくった為である。
そう、ユウナは手振りや体を動かし熱弁しているのだが、イチからしてみれば動く度にベース白の色鮮やかな刺繍した蝶は羽ばたきまくっていた。
更に驚いた事に、周りにはエルフ似がいたりドワーフ・トカゲ人種など前異世界を思い出す人種がチラホラいる。
中でも獣人が!獣人がわんさかいる。もちろん、イチのようなオッサンではない。皆、若々しい!
そうこうしているうちに、研修生代表の挨拶は終わった。そこで自室に戻るのかと思っていたら
「お知らせです。研修生のイチさん、あなたはこの場に残って下さい。……では、研修生の皆さん良い警察官になれるように……」
「ユウナさんと被りますが、三つの魂の勇気・正義・そした皆さんが追い求めるナニカを持ち続けて下さい。」
そして解散となったのだが、一人残っているオッサン。
ポツンと残るイチは、まるで米びつにたった一粒残る米粒の様な。
一人立って待っていると、後方より近付いて来る団体が不意に後ろを振り返ると
「やっぱりオジサンは目立ちますね。今からあなたの体を検査して『強制強化剤』を中和させて、若い姿になって頂きます。」
全ての話を聞く限りでは、なんでも俺の体は精神は若いのに戦闘向けの体にするために、筋肉が一番発達した状態で時間停止しているらしい。
だったら別に中和しなくて良いじゃんとおもうのだが
これには、デメリットがあるらしく命が一年間しか無いらしい。しかも、強度な運動ばかりしていると更に命が短くなるそうな。
(ま、ここの星は動植物やあらゆる生き物が有るからマナが確認されるし、ハメられたなら転生すれば……)
「分かりました。中和して強制を無くしてください。ですが、私は生まれて二ヶ月経ってませんが?それは、幼少になるというとこでしょうか?」
首を横に振り
「あなたの骨や筋肉などの繊維を急激に戻しますと、想像を絶する痛みがあるでしょう。」
「それを避ける為に、わざとココの生徒と同じ年齢層になって頂いて三ヶ月の期間で体を馴染ませて行きます。」
……
「あれ?お前だったけ?もっとオッサンじゃ無かったか?」
「オイオイ、そんな野暮な事を言うなって。男子たるもの!三日でオネエになるのも出来る!じゃ無いか!?」
「そうだな!気にしなくていいよな!?」
「再び言うけど、改めてまして俺の名はジョイン!」
「俺の名はジャイン!……ジョインとは全く血は繋がって無いからな。よろしくなイチ。」
寮生活は、三人一組で一部屋を過ごす。ご飯は皆が使う食堂で、風呂は部屋に設置されている簡易霧吹きを体にかけて除菌するような作りになっている。
別で、大入浴場があるのはジャインとジョインに聞いて情報を得た。
(おお!金持ちしか味わえないと言われていた風呂が毎日入れるのか!……どうやって大量の水を!?)
「おい?どこに行くんだよ。」
「ん?お前達から聞いてワクワクして行きたくなったんだ。」
「へー。珍しいんだな。俺も行こっか……」
「待て!!」
突然止められた事にビクッと『あ!ああ』と我に帰っているジャイン。因みにジャインは、茶色の犬の獣人である。ジョインは、見た目肌が茶色の人間である。
話を戻すが、何やら悪巧みが有るようだったが関わりをせずイチは『じゃ!行ってくる』とさよならした。
……
「……行ったか?」
「ああ!」
「イチは勿体無い事をしたものだ。最初の初日こそ!皆が油断するもの。」
「アイツは自らチャンスを投げたんだ。いや、俺たちに運を投げたとも言っていいかもしれん。」
「行くか……兄弟!」
「オウ!花の園達は、俺達を招いて待ってるぜ!」
……
大入浴場へ、いきり立って部屋を出たのだが場所が解らず迷ってしまう。
迷っていると、ある後ろ姿の女性があったので嬉しさのあまり走って声を掛けた。
「すいません。大入浴場へは、どう行けば良いでしょう?」
声を掛けられた女性に衝撃が走った為、咄嗟に声を荒らげてしまった。
「私の顔を見て驚くなんて。失礼な方ですね。」
「まだジロジロ見てるのですか?本当失礼極まりない。」
イチは、見つけてしまった。そう!ソリュウ捜査官である。内心は、一刻も早くこの場から何処かへ行きたかった。
幸い現在オッサン姿ではないからか、バレて無い感じで話は進行されている。
なぜかは分からないが、早々に退散したい気持ちに成った。自分の過去を知っている人間には会いたく無い……更に自分より目上の存在と思ってしまっている奴には特に。
「機嫌を損ねてすいません。なにも無いです。では……」
「ちょっと待ちなさいよ。別に怒ってない!」
「そんな事で、怒る分けないでしょ!」
(お前!あんだけ俺にムチ打ちしたのにか!)
「大入浴場ね。ちょうど私も行く所だから一緒に行きましょ。自己紹介が遅れたわね。」
「私は講師で科目は武術なの!名はソリュウ」
「……」
(やっぱり名乗るのが筋だよなぁ)
そう!イチには、ある変化があった。それは、強化された肉体が幼くなったと同時に精神にも影響が出た。ソリュウを見ただけで恐怖に感じ取ってしまい、まともに目を合わす事が出来ない。
俺は『こんなんじゃ無かった!強い戦士で狂人な精神の持ち主!』と思えば思う程に、シルク少佐・ソリュウ捜査官が恐ろしく……怖いと思う自分が情けなくって
涙が出た。
「え!?えー!?なに??」
戸惑うソリュウは、涙を流す男子にワタワタと慌てている。ソリュウが『お願い泣かないで……ネ!』と言うと後から
「あー!!ソリュウ先生、男の子を捕まえて泣かしてるぅ。」
「違っ!……まあ、ちょっとイジワルしたけどそれほど悪い事して無いし!」
「分かった!武術の講師が暴力ふるったんだー」
「違います!ユウナ、先生を茶化すとは何事ですか!?」
ユウナは少し笑い『で?この子どうしたのてみすか?』と冷静にソリュウと話し込んでいる。
ある程度、ソリュウからの情報聞き出すと
「なるほど。だいたい分かったわ……先生、私の能力使って良いかしら?」
「は!?ダメよ。あなたは歴とした王女よ?それに能力とはアーガストの秘宝をコノ男子に知られる事になるのよ!?」
「別に良いじゃない。私こと第一王女ユウナ・アーガストが良いっていうんだもの。あとは、先生が黙っていてくれるだけで万事OKなんだから」
『イヤ!でも……』というソリュウに追い討ちを
「ココで私が見たことを理事長に言えば……」
「分かった!」
「ただ、私は何も見てないからな。後ろ向いとくから!」
頷くユウナ。
こらだけ女子が楽しそうに話込んでいたら気持ちも和らぐもの。
ということでイチは、何やら怪しい[能力を使う]という言葉を聞いてから『逃げ出したい!』と思い逃げ出したのだが
「!!」
「ダメよぉ。貴方も私話を聞いた人だもの。最後まで付き合うのが男でしょう?」
まるでユウナの目から、赤い光が出たかと思いきや壁に反射しイチの目に入った感じで眩しいと思ったら、イチは石の様に固まってしまった。
逃げ出したイチは背中を向けていたのに!
「さあ……あなたの全てを見してチョウダイ!」
……
(あ。また昔の夢だ……)
(えーと、前の続きだったよな?……そうだ!シズクが魔物の毒弓に当たってしまったんだ。)
(俺は、取り囲む魔物を振り切って仲間の指示を無視してシズクの元へ全力攻撃魔法を繰り出したんだ!)
「もう、ワンコたらっ!体力無いのにそんな走ったら息切れして魔法打てないぞ。」
(君のこと、昔から好きだ!)
「お前に彼氏がいるのは知ってる!」
「だけど、俺は初恋の人を死なす男じゃないんだぁ!……くぅ!エクストラヒール!」
「その回復魔法を私だけにするかな?ワンコに掛けて下さいよ。貴方は偉大な大魔導師なんだよ?私みたいな、量産品じゃ無いんだよ。」
(だ!ダメだ。この先見たく無い!!見たく無いんだぁぁぁぁぁ!!!起きろおおぉ)
……
「ん!ハァ。はぁはぁ……」
(夢で良かった……。違うか、本当の事なんだ。)
「ありゃりゃ?起きたのイチ君」
俺は目を丸くして見ていた。隣で寝ているのはソリュウ捜査官とユウナ・アーガスト王女である。
因みに話し掛けて来たのは、最も嫌いなソリュウである。
今は、全てが新しいゲームなんです。あと、ラインデータも消えた。
だから!今出来ることは、小説家になろうだけなんです!
がんばります。