1、クソゲーをやってたら・・・
初めまして。小説を書くのは初の試みなので上手く書けているか分かりませんがよろしくお願いします。
――日差しが強く、外ではセミがミンミンと鳴いている。いかにも夏といった気候だ。
そんな夏真っ只中に俺はクーラーがガンガン効いた部屋でオンラインゲーム「lord of legends」をプレイしていた。
俺はこのゲームを始めたばかりだがはっきり言おう。このゲームは”クソゲー”だ。「lord of legends」にはチャンピオンと呼ばれるキャラが100体近くおり、個性豊かなスキルなどで相手の拠点を破壊すると言ったゲームなのだが、まずスキルが当たらない、チャンピオンの耐久が低すぎて前に出たら一瞬で殺されるなどクソ要素満載だ。
「あー...このゲーム外れだったなぁ...」
ネットサーフィン中に見つけ、面白そうだったので始めてみたのだがこれは正直ない。いままでやってきたゲームの中でも一、二を争う酷さだった。
「やめるか...」
これ以上やってても意味が無いだろうとクライアントを閉じようとしたその時だった。
ガシッ
「え...?」
なんだろうこれは。ディスプレイから女性のものと思われる腕が伸びてきており、あろうことか俺の首をガッチリと掴んでいる。
「え?え?」
俺は困惑した。そりゃそうだ、ディスプレイから腕が伸びてきて自分の首を掴まれて困惑しない人間はいないだろう。とりあえずこの腕を引き剥がさなければ...
俺は自分の首を掴んでいる腕に手を伸ばし、引きはがそうとした。見たところ女の腕だ、簡単に引きはがせるだろう...。
グイッ グイイッ
・・・なんということだろう。全く引き剥がせそうにない。一応毎日トレーニングはしており、力には自身があったが、これは無理だ。女のものと思えない力に俺は驚愕した。文面では落ち着いてると思うだろうが、めちゃくちゃビビっている。
とりあえずどうにかして引き剥がさねば俺の今後の人生に関わる。俺は将来大金持ちになり、絶世の美女と結婚して幸せな人生を送る予定だ。こんなところで躓いてはいられない。とりあえずもう一回チャレンジだ!
また引き剥がそうと意気込んだその時。
グイーーーーーーッ
いきなり力が強まった。
「ちょっ....待って!」
俺は声を荒げ、必死に飲み込まれまいと踏ん張った。しかし異次元な力の前ではその踏ん張りも虚しく、俺はあっさりとディスプレイの中へと飲み込まれてしまった。




