第17話 その告白は狂気を孕む2
「どうですか、様子は」
生徒会室……会長用の席に座る梓と、その横に静かに佇む風音。
平然とした様子の風音に尋ねられた梓は、正直、かなり困惑していた。
普段通りに見えるポーカーフェイスも、見る者が見れば何処となく引き攣っているのが分かる。
今の梓にとって、風音が横から話し掛けるだけでも恐怖体験なのだ。
「……二会話が言三言あっただけ」
「内容は?」
「……これから二人で喫茶店に行くらしい」
「ちっ……そうですか。会長はそのまま二人の監視をお願いします。私は二人に張り付きますので、会話の内容は逐一私に伝えてください」
「……ねぇ風音。やっぱりこういうのは間違っていると思う」
「何が……ですか?」
「……まず、この刀をどけてほしい。話はそれから」
梓の首もとにはキラリと光る刀が添えられていた。
また、部屋の隅には風音の暴挙を止めようとした磯野が、力及ばず倒れ伏している。床に『カンザキ』と血文字を残して。
梓の冷や汗がとめどなく溢れていると言うのに、頼りになる副会長はよりにもよって所用で留守という間の悪さだ。それが風音の暴走を助長する結果になっていた。
「刀? ……ああ、これは失礼しました。ちょっと、唐突に手入れをしたくなりまして」
風音は場にそぐわない明るさで微笑む。恐ろしいのは、すぐに刀を納める気配が無いことか。
「……『口伝千里』をこんな事に使ったなんて知られたら問題になる」
「こんな事? 何を言ってるんですか。大切な友人が変な女に騙されやしないか心配してるだけですよ。会長なら快く協力してくれますよね?」
「……佐助花真朱は歴とした風紀委員で仕事も確かだと聞いている。しかも縁の肝煎り。怪しさの欠片も無い」
梓の言葉を聞いて風音はクスクスと笑いを漏らし、刀を閃かせて鞘に納める………が、梓はまったく安堵できない。
どう見ても風音の瞳が曇ったままなのだから。
「怪しいですよぉ。彼女、勉強の成績は学年で一ニを争いますけど、退魔師としての戦闘能力は下の上くらいです。なのに風紀委員で、しかも縁のお気に入りなんて、どう考えても何かありますよね?」
「……今の今までまったく気にしてなかったのに、ここに来て持ち出してくるとは……」
「何か言いました?」
「……なんでもない」
最早ため息しか出ない。
まさか風音にヤンデレの資質があったなんて………
黒沼公浩という男がそうさせたとも言えるが、なんとも頭の痛い話である。
とは言え、先ほど風音の掲げた大義名分という名の言い掛かりについては正直、梓も気になっていた事だ。
いい機会……という訳ではないが、風音が正気に戻るまで付き合ってみるのも一興だろう。
我ながら覗き見などという行為の情けなさに、梓は悲しくなってきていた。
★
「まず立場をはっきりさせておこうか。僕は君とは付き合わない」
先日、凛子と連れたって訪れた喫茶店のテーブル席にて、二人は向かい合っていた。
例のごとく公浩はココアを、そして真朱はオレンジジュースとチーズケーキを注文している。
店内に居る客は数えられる程度だ。痴情のもつれ……ではないが、かと言って大喜びで他人に聞かせられる話題でもなく、人の耳が少ないに越した事はない。
そして、公浩にとって少なからず意外だったのは、その言葉を聞いた真朱が落ち着いた様子で頷いていることだ。
まさか暴れだすとも思っていないが、もう少し取り乱すのではという予想はあった。大泣きされたらどうしようと、わりと真剣に考えた程である。
「なんとなく……そう言われると思ってました」
「…………」
士緒の抱いていた佐助花真朱のイメージから、断った瞬間に泣きながら走り出す想定もしていたのだが……実際に蓋を開けてみたら、表れたのは苦い笑みを浮かべた可憐で儚げな少女だ。
士緒は真朱への興味が一段階上がった。
「えっと……もしかして、凛子さんに僕の事で相談したっていうのは佐助花さんだったのかな?」
前にここで凛子に、自分を好きになってしまった女子がいると聞いていた。もしかして彼女が……と思ったのだが、真朱は首を傾げる。
「………? いえ、浪川さんとは何度か挨拶を交わした事はありますけど、そこまで親しいわけでは……」
どうやら凛子に話を聞いて、それでも告白を敢行したわけではないということらしい。
「そっか……でも、やっぱり僕には不思議なんだよね。僕は君の事をよく知らない。君も僕の事はよく知らないはずだけど……なのにどうして僕なんかに告白を?」
真朱は薄く頬を染め、モジモジと体を揺らし始めた。
何か言いたそうに、上目遣いでチラチラと公浩に視線を送っている。
「あ、えと……私、人を見る目には自信があるんです。私こんな性格ですから、恐い人にはどうしようもなく敏感で……ああ、でも! 黒沼君は少しも恐い感じしなくて、むしろ、その………」
真朱のはっきりしている様な煮え切らないような態度に、公浩は苦笑いをこぼす。
自分が見るからに凶悪犯だとは言わないが、真朱に人を見る目があるかは微妙なところだ。
「残念だけど、今回の君の見立ては間違っているよ。僕は君の考えるような善人じゃない」
「…………?」
真朱はキョトンと不思議そうな顔をしている。そして、まるで公浩の方がおかしいとでも言うように笑った。
「善人かどうかなんて知りませんよ。ただ私にとって恐い人でなければ、それで。それだけで私にとっては素敵な人だから、黒沼君が好きなんです」
一転してスラスラと言葉を紡ぎ始めた真朱に、今度は公浩がキョトンとする番だ。
佐助花真朱という人物について、見誤っていたのかもしれない。
内側に黒い何かを見た。不思議な気配を纏った真朱を見て、公浩からも自然と笑みが溢れる。
真朱の実力に関しては、正直言って計りかねている。しかしながら、風紀委員に抜擢される程の実力があるようにも見えない。
斑鳩縁が手元に置いている少女だ。何か秘密があるのは間違いないのだろうが………
「佐助花さん……何か、厄介事を抱えてない?」
「っ!? え……っと………あるは有りますけど、それは本当に個人的な事ですし………今は、あまり触れて欲しくないんです。どうしてそんなことを?」
「いや、ちょっとした覗き屋がいるようだから、そちらのお客じゃないかと思って」
公浩は隣の席とを隔てるガラス越しに視線を送り、釣られて真朱もそちらへ向き直る。
隣からガタッとテーブルにぶつかる気配が伝わってきた。
学園からここまで、『隠形』の顕術まで使って尾けて来く人物がいたのだ。敵意は今のところ感じなかったために放置していたが、これ以上の会話は聞かれたくない。
「一緒にお茶でもどうですか? このお店は気に入っているので、荒事にはしたくありません」
すると観念したのか、トムは勢いよく席を立ち、ガラスの上から気まずさで真っ赤に染まる顔を覗かせた。
「き、奇遇だねっ! 公浩くん!」
「はう!? 神崎さん……」
生徒会役員の神崎風音が出てきた事に、真朱がショックで呼吸を止めそうになっていた。
尤も、盗み聞きをしているのが誰であれ、真朱が羞恥のあまりショックを受けるのに変わりはなかったのだが。
「はぁ……どういうつもりかな? かなり高度な『穏形』まで使って。誰かの差し金かい?」
風音はそそくさと回り込んで真朱の隣に腰を下ろした。そしてグイグイと押し退けるように真朱をテーブル席の奥へと追いやる。
真朱はビクビクと怯えており、先ほど感じた不思議な気配は消えていた。
「や、やだなぁ! 私は、あれよ………ちょっと穏形の訓練をしてただけで、決して出歯亀なんかじゃ――――」
公浩はジーっと、否、ジトーっと風音を見る。
泳ぎに泳いでいた風音の目と公浩の目が合い、風音はパッと目を閉じた。しかし、無駄な抵抗と悟ったのか、恐る恐る公浩を見る。
「実は……今朝の告白の事が気になって……ごめんなさい!」
テーブルに剥き出しのおでこをぶつける勢いで頭を下げる風音。その姿と公浩とを隣で交互にあわあわと見る真朱。
はたから見たら修羅場に見えなくもない。
公浩はやれやれと肩をすくめると、柔らかい口調で風音に言う。
「あまり褒められた事じゃないから今後は気を付けて。僕はいいけど、佐助花さんに失礼だからね」
「はぃ………もうしません」
シュンと項垂れる風音の反省した様子に、公浩は満足そうな微笑を浮かべる。
目の前の二人はそれぞれ別の意味で癖が強い。あわやの事態も想像したが、荒れる事もなくて良かった………と、真朱の様子が変でなければ言えたのだが。
「佐助花さんもゴメンね。ちょっと、我を失ってたみたいで……」
「い、いえ………気にしないでください」
真朱はカタカタと歯があたる音が聞こえてくるんじゃないかと思うほどに震えている。
人見知りがどうとかの恐がり方ではない。雰囲気からして尋常じゃなかった。
風音の方を見ようともしない真朱を見て、先ほどの言葉を思いだす。
――――恐い人には敏感
――――自分に対して恐くなければ
真朱の感覚を信じるならば、風音は敵意に類する感情を向けている事になる。
風音は困惑した様子で、恐々と真朱の肩に手を置いて揺らした。
「佐助花さん、大丈夫? 具合が悪いんなら―――」
「っ!」
公浩はテーブルを乗り出して真朱の手首を掴む。
その瞬間、真朱の手にはフォークが握られ、その向かう先は風音の胸元だった。
風音も刀を手にしてはいたが、恐らくコンマ1秒で間に合わなかっただろう。突如として現れた緊迫した空気に冷や汗も噴き出していた。
「チクチクとうざったい感情を向けんじゃねえよデコ女。真朱のやつも、俺になんの相談も無くこんな男に色目なんか使いやがって。ああ気持ち悪ぃ、吐き気がするぜ」
真朱は激情に駆られた瞳を風音と公浩に向ける。
それが、それまでの佐助花真朱の瞳でない事は一目瞭然だ。気配からして、別人にしか思えない。
「とりあえず、その物騒な気配は抑えてくれるかな。落ち着いて話も出来ない」
「……ちっ」
真朱はフォークを落とし、それを風音がすぐさま拾う。公浩は真朱の手首から手を放し、席に座り直した。
「まず風音さん。刀を頼りにするのは結構だけど、次からは徒手でも対応できるよう体術の特訓だね」
「むぅ……公浩くんが特訓に付き合ってかれるなら」
少しだけ恥ずかしそうにして風音は返事をする。
そんな膨れ面に公浩は頷いてから、瞬く間に柄の悪い面相へと変わった真朱を見やった。
「さて、君について聞かせてくれるかな。推測だけど、君は佐助花さんじゃないよね?」
真朱の変わり様は多重人格者のそれを思わせる。今まで経験したことのない状況に、士緒は内心で心を踊らせていた。
「もしそうなら名前があるよね? 良かったら教えてよ。それから、どういう条件で君が出てくるのかとか。そしてこれも推測だけど、佐助花さんが風紀委員をしてるのも君が理由なのかな? それから――――」
「ペラペラとよく回る口だな。言っとくけどな、俺がお前らに何か話してやる義理は無え。それに、お前の好奇心はまだしも、このデコ女から飛んでくる感情が肌を刺して気持ち悪いんだよ。お前らがどっか行かねえんなら俺がどっか行く。邪魔するなら……今度こそ殺すぞ」
それまで計りかねていた真朱の力、威圧感が爆発的に大きくなっている。
闘うまでも無く、強いと断言できる存在感を発していた。
「ふむふむ……君は他人の感情を肌で感じる事が出来るのか。君が話してくれないならやはり推測になるけど、佐助花さんもその能力を君には及ばない程度に持っていて、それで風音さんの感情を感じとり、ストレスとか? を受けた。それが極限まで溜まると君が出てくる……ってところかな?」
「ふんっ! お前のそういうところ、俺は心底気に食わないね! したり顔で、しかもそんなに的外れじゃない……やっぱりこの場で殺しておくか」
「それは、僕の推測も捨てたものではない、と言ってくれてるのかな?」
公浩と真朱?の睨み合いがシャレでは済まない域に達しそうになる。
風音が真朱に向けていた感情……嫉妬や敵意などはこの時には霧散していた。今はどちらかと言うと困惑、そして口を挟み辛い空気にハラハラといったところだ。
「あの風紀委員長が気に入る訳だ。お前が落ち着いてるのは自信過剰なわけでも、敵意が無いからでもない。かと言って友好的ともかけ離れてる………周りを見下してやがんだ。そりゃ風紀委員長もオモチャとして置いときたくもなるわな」
「おやおや、そこまで分かってしまうなら話は早い……大人しく跪いて靴を舐める事だねチンピラくん。僕じゃなくて、風紀委員長のをだけど」
公浩の物言いは捉えどころのない、とでも言おうか。ともすれば次の瞬間には、本当に靴を舐める体勢で取り押さえられているのでは……そんな想像をしてしまう程に、手練れを思わせる気配だ。
真朱?の機嫌は悪くなるかと思いきや、肘をテーブルに立て、掌に頬を乗せて無愛想を湛えたままだ。
言った事の半分は適当に挑発しただけで深い意味はなく、これ以上は無駄だとも分かっている。
真朱?は前髪をガッとかき上げると、その綺麗な顔に似つかわしくない悪態を垂れて公浩から目を逸らした。
「……何が聞きたい。気が向いたら答えてやる」
真朱?はムスッとしてあらぬ方向を見ながらも、話に応じる姿勢を見せる。
公浩が笑みを深め、「いろいろあるけど、まずは……」と前置いた。
「そうだな……君の名前を聞きたいな。多重人格の人って、やっぱり名前が変わるものなんだろう?」
「けっ! 名前は李李。一応言っとくが、俺は男だからな。間違っても俺の時に変な気を起こすなよ?」
「ふむふむ、李李君が佐助花さんのストレスなどで表れるのなら、元に戻る時はどうするのかな?」
「俺が眠るか、じゃなけりゃ俺が自分の意思で変わろうとした時だけだ」
「なるほどなるほど、実におもしろ………興味をそそられる体質だね。それじゃあ次は」
公浩はコンコンとテーブルを叩き、李李に注意を向けさせる。視線がぶつかるタイミングで軽く身を乗りだし、瞳を覗きこんだ。
吸い込まれるように、抗えない。目が離せない事に李李自身が驚いた表情を浮かべている。
感知できない程の微弱な通力を混ぜた催眠誘導のようなもの。このレベルなら、ほんの手品の類いだ。
「君は佐助花真朱をどう思っている? 一番重要な質問だから、できれば誤魔化さないでほしいな」
「俺、は……」
握っていた拳は解け、視線は一点から外れず、緊張が緩んでリラックスした状態に近くなっている。
トランス状態と言えるほど上等ではないが、悪くはない。李李の荒々しい性格からして、嘘は吐けない程度にはなった。
「真朱は俺の唯一の家族で……唯一の力で暴力だ。だから俺はお前の事は認めねえ。と言うか、真朱が男とどうにかなること自体を認めねえ。俺たちはお互い、引っ込んでいても意識は共有する。男のナニを真朱がどうこうすると想像しただけで鳥肌が立つわ!」
話すうちに気分が昂り、思いのほか早くリラックス状態を脱したらしい。バンッとテーブルを叩き、呼吸も荒れている。
確かに、李李の腕にはうっすらと鳥肌が立っていた。
公浩はなるほど、と頷く。
「とりあえず、李李君が佐助花さんにとって悪いものでないのなら、それでいいよ。でも、話はもう少し長くなりそうかな」
「いや、俺は確信した。お前は危険な男だ! これ以上お前と関わるのは断じて断る!」
「危険だなんて……殺すとかなんとか言っていた李李君には言われたくないな。まぁ、しょうがない……後は佐助花さんに聞くから、ちょっと変わってくれるかい?」
それを聞いた李李は立ち上がり、素早い身のこなしで瞬く間に風音の頭を飛び越え、席の外に立った。
「忠告だ。真朱と関われば近い将来、必ず後悔するぞ。俺と真朱には時間が無い………その時まで、傍に居るのは俺だけでいい」
「…………」
李李の言葉には、他人が迂闊には踏み込めない壁があった。
ここで軽々しく声を掛けるのは憚られる程に。
「真朱はお前が思うよりずっと身勝手で、悪い女だ。これはお前のためでもあるからな。いいか、下手な気を起こすなよ?」
李李はそれだけ言い残し、外に出ようと店の入り口まで歩いていく。
しかし、公浩がそれを許さなかった。
「あん!?」
公浩は李李に追い付き、羽交い締めの要領で脇から手を通して動きを封じる。
自分を容易く取り押さえた事と、まさかの所で追ってきた事に、流石の李李も驚きを隠せない。体捌きには自信を持っていたので尚更だ。
「君が閉鎖的になるのは構わないよ。けど………僕のためとか、軽々しく口にしないでくれるかな? それと伝えてほしいんだけど、佐助花さんの事情……話したければ聞くから」
公浩はクルンと李李の身体を回転させ、まるでダンスのワンシーンで見られるポーズよろしく、倒した李李の背中を支える。
「なっ、ななな!」
「君は……どう見ても佐助花さんだ。観客も少ないし、僕の精神的、社会的ダメージは最小限で済む」
「な、何をする気だ………」
「恐かったら目を閉じてるといい」
そう言って公浩は真朱の唇―――無論、中身は李李―――に己の唇を接触させようと近づけていく。
こうなると、最も悪夢を見るのは自ずと………
「ぎゃーーーっ!! 止めろ!! お、俺はおと、おと、男――――」
「こんなに可憐なのに、嘘ばっかり」
「ひぃっ!!」
そしていよいよ唇が触れんとしたその時……李李の込めていた力がストンと落ちた。
荒々しかった気配も、一気に静かなものへと変わっている。
言うまでもなく、入れ替わったのだろう。
「ふぇ……? 黒沼君?」
「やあ。おはよう、佐助花さん」
李李は恐怖と嫌悪感のあまり、自ら意識を真朱に返した。直接キスの感触を味わうより、まだ意識の中で見ていた方がましだと考えたのだ。
公浩も本気でキスするつもりは無かったので、成功してくれて助かった思いだ。
ちなみに、蚊帳の外だった風音はと言うと。
無言で、公浩に抱かれているその光景を凝視していた。公浩は謎の殺気を背中に受け、ブルリと寒気が走る。
「黒沼君……黒沼君の顔が……こんな近くに………………ぷはっ」
真朱は鼻血を噴出し、本当の意味で意識を手放した。
公浩は苦笑を湛え、やれやれだね、と風音を振り返る。目が合った瞬間、その瞳から虚無に落ちそうな錯覚を覚え、見なかった事にしたが。
その日はそのまま学園まで戻り、公浩が女子寮まで真朱を背負った。
部屋までは他の女子風紀委員に任せて、彼女らの根掘り葉掘り聞きたそうな視線が質問攻めに変わる前に逃走。さらには、何故か急に機嫌が悪くなった風音に、暫く理不尽に八つ当たりを受ける事になった。
1話~17話 『改稿済み』




