おてんば少女参る!
21XX年4月 華やかな街には似合わない爆発音が響いた。この街に住んでいる者達はいつものことのように見ては楽しみ初めてきた者には何事だと思うだろう。まさかその騒ぎの原因は17歳の少女だと誰も思わないだろう。さあ、祭りの開始だ。
「「やっふぅぅぅぅぅぃいいいいいいい!」」
爆発音と煙の中から、黒と赤のセーラー服に身を包んだ少女ー仕晴と学ランに身を包む少年ーシオンが出てきて軽々と家の屋根へと登っていく。その後を追うかのように黒ずくめの男達が追うが次々にその2人の手によって片付けられていく。大人には通れない場所や隠れ道を使っているため、捕まえれない。
「おい!何ぐずぐずしている!?たった子供2人だろ!?」
「すみません!しかし、大人には通れない場所ばっか使ってきてなにより、素早いんですよ!」
「そんなの自分たちで何とかしろ!?20人も用意したんだぞ!?」
「ほうほう。20人ですか!?やりますね~」
「ふふふ。凄いだろう!なにせ、今回はAランクの奴らばっかだからな!・・・ん?って!?」
黒ずくめのボスだと思われる奴(一応、ボスと名付けよう)と部下が通信のやり取りをしている中、仕晴の声がした。ありえない声にボスは動揺する。
「き、貴様!なぜ、会話に参加しているんだぁぁぁぁあああああ!?」
「あ、はい。電波ジャックしましたww」
「で、電波ジャックだと!?・・・ふっ、ならば世界征服の計画も知っているようだな」
「いや、今日の夕食はみんなエビフライ定食にしようという計画なら知ってます!どやっ!」
「な、なに!?みんなしてエビフライ定食だと!?さっきまであいつら魚フライ定食にするとか言ってたのに裏切ったなコノヤローってどや!って何なのこの子!?」
「ねぇ、シオン。聞いた?世界征服だってwwwwwwwwww」
「・・・大の大人が大人げない・・・ぷっw」
「何なんだこの子達!?しかも無表情でダジャレ!?面白くもないからな!?地味にムカつくぞ!じゃなくてさっさと片付けろ!じゃないと全員が魚フライ定食だからな!」
ボスの声に部下達が慌てて仕晴達を追いかける。
「なんで魚フライ定食で追いかけてくるのかなぁ?」
「「六日間魚フライ定食だったからだ!うおおおおお!!」」
「・・・それはきついwおりやっぁぁ!」
仕晴はうぇと苦笑いすると桜の模様がついた黒い刀をとると思いっきり振った。
目の前に竜巻ができ部下達が巻き込まれて吹っ飛んだ。まるで嵐がきたようにある家の屋根が壊れていた
「・・・仕晴、やりすぎ」
「うへ・・・ごめんw」
屋根が壊れた家の窓から花魁のような綺麗な女性と上半身裸の鋭い瞳をした男性がいた。
「昼間から何してるの~?www」
「ナニですかwwww」
「「あはははははははははは!!」」
男に指を指しわざとニィと笑うと逃げて行った。男は無表情である制服に着替える
花魁のような女は熱い視線を男に向けた
「今度は他の女の所へ行くの?」
「クックック・・・わりぃなァ。埋め合わせは今度なァ」
「そればっかりね」
苦笑いしながら家をでてバカ共を叱るべく騒ぎ(爆発音)の方へスクーターで移動した。
行ってみるとすでに最後の奴らを片付けたようだ。あほ面で「腹減ったぁぁぁぁぁああ!」と騒いでいる
ムカついたためスクーターを止め一発2人に殴った。
「「・・・った!/いでっ!」」
「覚悟あるだろうなクソガキ共」
「あ、恭助だ」
「恭助、おなか減った」
さっきまでなかったことにして晩飯を要求してきやがった。
ここまで来るとバカらしく思い溜息をつく。
「はぁ・・・帰るぞ~」
ダルく言うとガキ共はアホ面でニカッと笑い家に向かって走っていった。
やってしまったww夜のテンション+まだVitaあるのに作ってしまった(遠い目)
まぁ、ほぼギャグなので心の広い方は暖かく見守ってください。
相変わらず更新は亀ですが、がんばります!見てくださった方、ありがとうございました!これからもよろしくお願いします!