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天国よいとこ?!  作者: 若葉まーく
2/2

使い魔登録します

 魔術師課が見えてるけど、え?

 あそこに行くの?


 受付の人、すんごい暗い顔の中年男性で、頭の上にどよ〜んって雲が見えそうな感じなんやけど。


 恐る恐る、声をかけてみる。


「すみません。

 使い魔の申請に来ました」

「…… 、 ばーさんネコ一匹どぞー」

「うみゃあ〜」


 栗色の仔猫? が受付の上に突然出てた。


「…… 」

「…… 」

「… 、 みゃ!」


 可愛いネコが出てきたけど、どうするん? って見てたら、ネコが中年のおっちゃんを尻尾で叩いた。


「個人カードをネコにかざして、使い魔登録をして下さい」

「個人カードをかざす?

 こうですか?」


 個人カードをネコに向けると、ネコがカードの裏面に肉球をぽちっとするとカードが光ってけど?!


「孫を助けてもらって、ありがとね。

 これから、ヨロシク」

「うえぇ?!

 よろしくお願いします?!」

「天国に来たばっかでしょう?

 次は、職安に行かないとね。

 4階に行って、適職診断をしてもらおうね」

「職安に適職診断?!」

「あたしを使い魔にしたんだ。

 しっかり働いてもらわないとね」

「ええ〜、天国でも就活。

 死んだらゆっくりできると思ったのに… 」


 ネコが急にしゃべりだしたのにビックリだけど、就活もっかいするってのに、もっとビックリだわ。


「… 、 適職診断は3時までです」

「そうなんですか? ってもう2時50分じゃないですか!」

「急ぐにゃよ!」

「はい〜っ、 ありがとうございました!」

「… 、 気をつけて」


 暗い受付の人に見送られて、4階に行くことになりました。

 そういえば、このネコちゃんって名前なんだろ? って思ってたら、

 

「はいはい、走るー!」

「はいーーー!」


 ネコちゃんが先導するように走ってるけどさ、ペースが速いんですけど?!

 しかも何で階段?!

お読み頂き、ありがとうございます。

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