使い魔登録します
魔術師課が見えてるけど、え?
あそこに行くの?
受付の人、すんごい暗い顔の中年男性で、頭の上にどよ〜んって雲が見えそうな感じなんやけど。
恐る恐る、声をかけてみる。
「すみません。
使い魔の申請に来ました」
「…… 、 ばーさんネコ一匹どぞー」
「うみゃあ〜」
栗色の仔猫? が受付の上に突然出てた。
「…… 」
「…… 」
「… 、 みゃ!」
可愛いネコが出てきたけど、どうするん? って見てたら、ネコが中年のおっちゃんを尻尾で叩いた。
「個人カードをネコにかざして、使い魔登録をして下さい」
「個人カードをかざす?
こうですか?」
個人カードをネコに向けると、ネコがカードの裏面に肉球をぽちっとするとカードが光ってけど?!
「孫を助けてもらって、ありがとね。
これから、ヨロシク」
「うえぇ?!
よろしくお願いします?!」
「天国に来たばっかでしょう?
次は、職安に行かないとね。
4階に行って、適職診断をしてもらおうね」
「職安に適職診断?!」
「あたしを使い魔にしたんだ。
しっかり働いてもらわないとね」
「ええ〜、天国でも就活。
死んだらゆっくりできると思ったのに… 」
ネコが急にしゃべりだしたのにビックリだけど、就活もっかいするってのに、もっとビックリだわ。
「… 、 適職診断は3時までです」
「そうなんですか? ってもう2時50分じゃないですか!」
「急ぐにゃよ!」
「はい〜っ、 ありがとうございました!」
「… 、 気をつけて」
暗い受付の人に見送られて、4階に行くことになりました。
そういえば、このネコちゃんって名前なんだろ? って思ってたら、
「はいはい、走るー!」
「はいーーー!」
ネコちゃんが先導するように走ってるけどさ、ペースが速いんですけど?!
しかも何で階段?!
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