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死にたがり

痛かった、いつもいつも痛かった。

苦しかった、心臓をずっと捕まれてる感じだった。

生きてる心地がしなかった、生きるということが分からなかった。



“何故自分は死なないのだろう”


“これだけの事をされて、何故死ねないのだろう”



死んだら楽になれると思っていた。

今までよりずっと痛くても、どれだけ苦しくても

死ねるのなら、それでよかったのに。





《どんな物を持ってくるか分からない》


《可哀想だが・・・“殺す”しかないな》




銃を向けられた、白い服で全身を覆っていて顔も分からなかった。

これで死ねるんだ、白い人は私の心臓を狙っているんだ。

やっとやっと・・・死ねるんだ。







地獄から開放されると思っていたのに。








死ねなかった、あんなにも死にたいと思っていたのに


“死にたくなかった”


怖いと感じてしまった、まだ生きたいと思った。

死ぬということがこんなにも怖いこととは、幼い私には分からなくて

銃を向けられる前までは、死ねると思っていたのに。



必死だった、死にたくない死にたくない。

それだけの気持ちで、暴れた。


暴れてる時の記憶はなかった。

気が付けば、すべてが壊れていた。



手のひらを見た、赤い液体が付いていた。

舐めてみたら、しょっぱかったやっと血だと分かった。

誰の血だとは分からなかった。




“先生達”は死んだ、白い人も死んだ。


そう思うと、笑えた。

どんどん笑いが大きくなって、止まらなくなった。


私を殺そうとした、人達は皆死んだ。

死にたがりは死ねなかった。






いつ笑うのを止めて、いつあこから出たのか覚えてない。


気が付けば、東京にいた。



ついに始まってしまった!!\(゜∀゜)/


よろしくお願いします。

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