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第7話 ワシの新しい武器

ここが学園か


まるで、フランスにある世界遺産のモン・サン・ミッシェルのような外観だ。


「こんなところにあったのね。助かったわ。

私はアガルダ学園2年、ロゼッタ•ミズーリよ。ごめんなさいね。私は極度の方向音痴でね。すぐ迷ってしまうのよ。そういえば貴方の名前を聞いてなかったわね私、こう見えても貴族なのよ。

お礼はしっかりさせて貰うわ。ってどこ行くのよぉーー。逃げられてしまったわね。」

(まあいいわ、あの子も同じ学園に通うようみたいだしまた会うこともあるでしょう)



ふぅーまさか主人公の1人である、ロゼッタ•ミズーリに干渉しないと改めて心に刻んだ途端に遭遇してしまうなんて。

災難だったな。

学園の見学をしたかったのだがしょうがない。

上手くモブを演じられただろうか。

まあ、今までもワシはそういう所は今までも上手くやれてきたはずだから大丈夫だろう。

あ、そういえばすっかりサトーさん置いてきぼりにしてしまったけど‥

まあいっか。



そんなことを考えていると目的の場所についた。

なんとも古びた建物だろうか。

築百年といったところか。

ここは剣が売っている店だ。

剣といってもただの剣ではない。

魔剣だ。

魔剣といえば邪神が宿っているとか、そういうのをイメージするがこの世界の魔剣は違う。

魔剣とは魔石が埋め込まれた剣であり、本来魔力を持たず、魔法を使うことが出来ない人間が魔法を使えるようになるための媒体または、エネルギーの源なのである。

この魔剣は古代文明の遺産であり、どのような原理で魔法が使えるかなどの詳細は未だ解明されていない。

しかし、ながらこの魔剣という古代文明の遺産によって、人間は本来、種として圧倒的に格上の魔族に対抗してこれたという事実がある。

もちろん、エリーちゃんから教えてもらった情報だ。



人間と魔族の戦いの始まりそれは1000年前に遡る。

1000年前魔族は突如、人間の歴史に現れる。

そして次々と人間が支配していた土地を奪っていく。

それに対抗すべく人間に勇者と呼ばれる強力な力を持ったものが生まれた。

勇者の出現、そして勇者の魔剣の発明によって、魔族と人間の戦力差はならされ

そこから一進一退の攻防が続けられ今に至る。




▪︎王城のある一室


きらびやかに装飾されたその一室には2人の男の声だけが聞こえてくる。


「あいつからの連絡はきたか?約束の時間はとっくに過ぎているぞ」


「いや、それが昨日から連絡がつかないんです」


「途中で奪われたか。。あれを復活させようとしている組織は我らだけじゃないようだからな。」


「まさか、いやでも、その可能性はありますね」


「まあ、まだ決まった訳ではない。引き続き連絡してみてくれ。もし奪われたのだとしても、ほかの奴らより早く必要な人数を集めればいいだけの話だ。そのためにも早く適正のあるやつを探せ」



よーし魔剣買うぞ。


「ん、なんて?」


「だから、魔剣は売れないと言っておるのじゃ」

「分かったか?分かったら出直してこい」


う~んどうやら魔剣は売って貰えないらしい。

何でも魔剣は、許可がないと買えないっぽい。

悲しい。

正式に学園に入学したら許可を貰えるらしいけど‥

でもいいなーこの剣とかさいこーにカッコいいのに。


「おい!小僧、勝手に触るな!その剣は勇者さまが使っていたのだぞ!」

「って、え!?、なんだこの光は!ま、まさかこれがあの勇者さまが剣を持った時に出る光なのか、その光を浴びるだけで大抵の魔族やモンスターは塵になるというあの光か‥」


剣を持ったら光った。

なんかこの光、嫌な感じがする。

消えてくれないかな~

あ、消えた。

ありがたい。


「あ、あぁー勇者さまの光がぁー」


なんか言っているけど気にしない。



あのあと色々あってなぜか分からないが、魔剣をくれることになった。

あまりお金がないワシにはありがたい。

許可とかに関しては店主が話を付けてくれることになった。

これでワシも魔法が使えるぞー。

ってワシハーフだから魔剣無くても魔法使えるんじゃった。


あ、でもコマンド覚えないといけないからどっちにしろ無理じゃね(・_・?)













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