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星使いの勇者  作者: 星宮 燦
第二章 幻帝戴天
20/248

2ー5 準備

評価、星、感想お願いします!

 これからのボス戦では戦力強化は必須。


 ということで、

 1、イルテンクロムを使用可能にする。

 2、雑魚敵にもちゃんとスキルを使って、スキルの訓練をする。

 3、ドロップしたイモータル・キング・ウルフの素材で色々する。


 くらいだろうか?

 場合によってはもう一度イモータル・キング・ウルフを倒してみてもいいかもしれない。



 それはさておき、

 イルテンクロムって後どのくらいで使えたっけ?


 実を言うと、僕はあれを入手した日から毎晩魔力を注いできた。だからそれなりに魔力も溜まっているはずなのだ。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 イルテンクロム 品質 EX


(228716/400000)


 意思のある石(笑)

 持ち主が完全に魔力で染めることで主人を定め、主人の意思を汲んで自由に形を変える金属

 密度、質量は共に不明

 硬度は最高品質

 破壊はされるが消滅はしない

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 もう2、3日で使えるかなぁ?

 やっぱり継続って大事ということか。


 そんなことを考えながら70000ほどの魔力を注ぐ。

 半透明だったイルテンクロムは今や白色に変色しており、その中で金色の何かがキラキラと光を反射して輝いていた。




 次にスキルの訓練。


 さっき気付いた。

 別に固形大気で剣を作る必要なくね?と。


 剣なんていう大きいくせに刃の部分が小さいものを使うからいけないのだ。手裏剣のような全体が刃になっている物を使えばよかったのだ。


 それから、

 動きを脳でプログラムするから精神力を削られるんだ。


 だったらプログラムしなければいいじゃない!とさながら幼い子供の発想のようなことを考えた。



 しかし、その子供の戯言を実現できるのがスキルである。


 作ったのは大気の銃弾。

 発射された直後、それは僕の操作の管轄下から外れて真っ直ぐに進み、迷宮の壁に穴を開けた。


「うん。威力も悪くないね。消費魔力も少ないし」


 そう、何でもよかったのだ。

 大事なのは発想。

 それさえあれば何でもできる、それがスキルだ。


 一旦ボス部屋から出て、待ち構えていたオーガに弾丸を放つ。

 放たれた大気は吸い込まれるように眉間に飛び、一撃でオーガを絶命させた。



 ところで、こう思った人もいるだろう。

『早いやつなら避けれるだろ』と。


 結構な速度で飛んでいるので避けることは難しいが、確かにできるやつはできる、と思う。

 だが、だ。



「ふはははははは。そんなことをこの僕が考えていないわけないだろう!」


 原理を説明すると、

 1、弾丸を生成。

 2、弾丸と敵を極限まで薄くした大気のレールで繋ぐ。

 3、弾丸を発射。

 4、弾丸がレールに沿って進み、敵に命中。



 大気の弾丸が大気のレールでを壊すことはない。

 よって、極限まで薄くして魔力の消費を抑えた。

 精神力はレベル並みだが加護の恩恵で魔力量は飛び抜けて高い。

 だから、魔力で回避不能にした方が僕にとっては効率が良かった。


 これによって僕は長期戦も出来るようになった。


「ふはははは!」



 会心の出来の技ができて調子にのっている優人であった。




 3、イモータル・キング・ウルフのドロップアイテム。



 奴のドロップアイテムは3つあった。

 1、イモータル・キング・ウルフの肉

 2、イモータル・キング・ウルフの毛皮

 3、イモータル・キング・ウルフの魔力入り魔石


「鑑定」



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 イモータル・キング・ウルフの肉 品質 B


 食べるとHP回復(中)が一定時間付与される肉。

 味は普通。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「案の定って感じだな」


 仮にアイテムに効果があったなら体力とかHPとか防御力関係のものだと思っていたので案の定って感じだ。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 イモータル・キング・ウルフの毛皮 品質 B


 防御力が上がる。

 でも、元の品質が低いのでそこまで強くない。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 まあ、所詮は真獣種の魔物だからね。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 イモータル・キング・ウルフの魔力入り魔石品質 B


 普通の魔石とも使えるが、

 魔力を吸収すると身体に激痛が走る代わりに防御力と体力が2倍になる。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 使いたくないけどいつか使うかもね。

 それとも冒険者ギルドとかあったらそこで売れるかもな。

 下の方だけど、一応真獣種の魔物だし。


「どうしよっかなぁ〜」


 後ろに倒れて寝転がりながらこれからの予定を組み立てる。

 何だったら前の階層のボスでも倒してみるか?



 思いついてから動くまでが早いのが僕。


「行こう!」


 コンマ5秒で結論を出し、部屋の入り口に向かって歩き出した。


上階がまだまだあります。

ここらでちょっと軽めのレベルアップです。

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