そんな注文するヤツいるか!?
マック到着。私は月見マフィンのセットを注文した。サイドメニューはナゲット。ソースはもちろんバーベキューソース。ドリンクはアイスティーのストレートだ。
当然もっとたくさん食べることは出来るが、腹を満たすことが目的ではないのでこのセットだけにした。
番号札を渡され、近くの席に座った。それから20秒ほどで運ばれてきた。恐るべき速さよ。
月見マフィンはおいしいけど、正直普通のソーセージマフィンのほうがおいしいかもしれない。アイスティーは相変わらずおいしい。ナゲットもおいしい。最近は1ピースだけ何もつけずにそのままの味を楽しむことにしている。案外美味いのだ。
そんな感じで食べ進めていると、カウンターから怒号が聞こえた。刺青の入ったデカいおっさんが3人で大声を出している。
「何分くらいで出来るんや!」
急いでるのかな? こいつら怖いな。店員さん大丈夫かな。
「5分くらいです」
「いいよ!」
いいんだ。声でけーなぁ。
そう言うとデカおじ3人はカウンターから離れようとした。そこで店員さんが口を開いた。
「ご注文まだですよ!」
「あ、そうだった!」
お前らドジっ子かよ。3人いて誰も気付かないってやばいだろ。全員サザエさんかよ。
ちなみにこの頃にはもう10時半を過ぎていたので、朝マックは終わっていた。
そしておっさん達はあろうことか私の隣の席に来た。といっても横並びではないので、私から見たら隣というより向こうという感じだ。向こう側に座ったおっさんとめちゃくちゃ目が合う。こいつらマスクしてない。3人とも外国人だった。
座ったと思ったら、こちら側の2人が席を離れた。トイレだろうか。壁がいなくなったことでさらに目が合ってしまう。
おっさんはスマホで大声で電話をし始めた。何語か分からないので当然何を言っているのかも分からない。こっちをチラチラ見ながらビデオ電話をしている。もしかして私暗殺される?
それからすぐに商品が運ばれてきた。多分5分もかかっていない。やっぱりマックは速いなぁ⋯⋯ってなんだよそれ!
ビッグマック6個にドリンクのLが3個。注文のクセが強いなおい! ポテトとかいらんのかよ!
しばらくすると席を離れていたおっさん2人が帰ってきた。
「気持ちよかったな」
「ああ、最高だったな」
お前ら何して来たんだよ。トイレじゃないのかよ。ていうか仲間内でも日本語なんだ。
おっさん達はものの5分で全てを平らげ、大声を出しながら走って帰っていった。やっぱ急いでたんだな。
アイスティーを飲み干した私はマクドナルドを後にした。
9月といえど、まだまだ暑い。心なしか地面も熱い気がする。サンダル履いてんのに。
しばらく歩いてみてもやはり熱い。サンダルの裏を確認してみると、右足のほうに穴が空いていた。どうりで熱いわけだ。足の裏真っ黒やん。
でも私は普段歩き回っているから足の裏が鋼鉄のようになっているのだ! だから熱いけど痛くない! コンクリより強い!
ということで、パチ屋に向かうぞい!
急いでたからポテト頼まなかったのかな?