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ポンコツ貴族令嬢が最強スキルをゲットしたので、自由を求めて家出する。~家出令嬢の冒険譚?~  作者: 十目 イチ
キャラバン編 ~聖樹の森~

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第96話 貸し借り

 リズシーレさんの家を出た私達はランシーアの町の方へ向かった。



 森の中を歩きながら、アイシャが私に声を掛ける。


「お嬢様。ちょっとお待ちください。このまま全員でミレニアさんの所に行くおつもりですか?」


「うん。そうだよ。みんなでお願いした方が良くない?」


「確かにそうかもしれませんが、いきなり全員で行くのは、ちょっと…。それに私はクウネの武器を今のうちに買っておきたいんです」


「クウネの武器?」


「はい。あの鞭のような枝を飛ばしてくるゴーレムにはクウネの打撃は相性が悪すぎます。せめて何か刃物を持たせないと、危険だと思います」



 私は聖樹の森で足に枝を絡まれ、引きずられたクウネの姿を思い出した。


「確かに…。でもクウネは剣は使えるの?」


「攻撃は分かりませんが…。短剣で身を守るぐらいなら大丈夫ですね? クウネ」


「うん。それぐらいなら大丈夫だと思うー」


 クウネが親指を立てて、返事をする。

 私はちょっと考えて、アイシャに言った。


「分かった。じゃあ、アイシャはクウネと武器屋で短剣を買ってあげて。私とイスネリで、ミレニアさんをここまで連れて来るよ。それでみんな揃ってからミレニアさんにお願いしてみよう」


「分かりました。ではもう夕方ですし、急いで武器屋に行ってきます。行きますよ。クウネ」



 アイシャとクウネは私とイスネリから離れて、別の方向へ走り出した。


 その後ろをナヴィが飛んで追いかける。


「ナヴィはちゃんと鞄の中に隠れてるんだよー!」



 アイシャ達を見送った私とイスネリはキャラバン隊がお店を出している広場に向かった。



 この時間ならまだ店じまいには間に合うはずだ。

 私とイスネリは走って広場を目指した。



 広場に着くと、ちょうど隊の皆が店じまいの作業をしている所だった。


 私はミレニアさんを探しながら、お店の方に近付いて行った。


 そしてその作業をしている奥の方でアルメダさんと話をしているミレニアさんを見つけ、私達は近付いて行く。



 先に私達に気付いたアルメダさんが私に声を掛ける。


「おー! ラフィーネ! 来たのか? でも今日はもう閉めるぞ?」


「アルメダさん。すいません。今日はちょっとミレニアさんに用があって…」


 アルメダさんとミレニアさんが不思議そうな顔をして、アルメダさんが私に尋ねる。


「ミレニアに? 今日はもう店じまいだから別にいいけど」


「ミレニアさん。ちょっといいかな?」


「…ラフィーネさん? ここじゃ話しにくいこと?」


「うん。ミレニアさんに頼み事なんだ」



 ミレニアさんはアルメダさんの方を振り返ると、アルメダさんが私に言う。


「ああ、あっしは別にいいよ。ミレニア。行ってあげな」


「…すいません。アルメダさん」


 ミレニアさんはそう言って、アルメダさんから了解を取ると、私とイスネリと一緒にお店から少し離れてくれた。


 アルメダさんがちょっと心配そうにこっちを見ているが、私はミレニアさんの顔を見て話した。


「実はミレニアさんに手伝って欲しいの」


「…何を?」


「ごめん。詳しい事はここでは言えないの。…私達だけじゃ勝てないモンスターがいて、それでミレニアさんに力を貸して欲しいんだ」


「…ラフィーネさん達が勝てないモンスター…?」


「急に来て、無理なお願いをしてるのは分かってるんだけど、時間があんまり無いの」



 私の顔をじっと見て、ミレニアさんが言った。


「…ラフィーネさん。ちょっと待ってて」


 そう言って、ミレニアさんは振り返ってアルメダさんの所に走って行った。


 二人はちょっと話した後、ミレニアさんが私達の所に戻って来た。



 すると、アルメダさんが私に叫んだ。


「ラフィーネ! ミレニアはあっし達の帰りの護衛の時までに返してくれたらいいから!」


 ミレニアさんも私に言う。


「…アルメダさんの許可もらったよ。ラフィーネさん」


「ありがとう。ミレニアさん」



 私とイスネリはアルメダさんに手を振って、私はアルメダさんに叫ぶ。


「ありがとうございます。アルメダさん。ちょっとミレニアさんを借りて行きます!」


「おう! ラフィーネ! 一個『貸し』な!」


「分かりました! 必ずお返しします!」


 アルメダさんが私に向かって、笑顔で親指を立てた。



 私達はミレニアさんを連れて、リズシーレさんの家の方へ向かって行った。


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