表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ポンコツ貴族令嬢が最強スキルをゲットしたので、自由を求めて家出する。~家出令嬢の冒険譚?~  作者: 十目 イチ
キャラバン編 ~聖樹の森~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

88/282

第88話 聖樹の森

 酒場でキャラバン隊の人達と別れた私達は、リズシーレさんの家に向かっていた。


 すっかり夜になっていたが、リズシーレさんの家で準備を整えてから、聖樹の森に向かっても十分朝には間に合うぐらいの時間だ。


 リズシーレさんの家に到着した私達は急いで装備品など準備を整えて、リズシーレさんの部屋に行った。


「リズシーレさん。じゃあ、今から聖樹を取りに行って来ますね」


「ああ、気をつけて行っておいで。もし、ノユンに会ったらよろしく伝えて欲しい」


「分かりました。それじゃ、行ってきます」



 リズシーレさんの家を出た私達は、森の中に入り、周りに人がいない事を確認して、イスネリにワイバーンの姿になってもらった。


 私達はイスネリに乗り込み、イスネリがインビジブルをかけて、空へと舞い上がった。


 そして聖樹の森の方角に向かって、私達は飛んで行った。



 ー◇◇◇◇◇◇ー



 陽の光が地平線から覗きだし、夜が明けてきた。


 私がイスネリに尋ねる。


「イスネリ。大丈夫? 疲れてない?」


「大丈夫ですの。わたくしは二、三日くらいでしたら寝ずに飛べますの」


「あんまり無理しないようにね。疲れたら言ってね」


「はいですの」



 私は手元にリズシーレさんに見せてもらった地図を書き写した紙を出し、現在地を確認した。


 …私達がリズシーレさんの家を出た時間から計算したら、もうそろそろ見えてきてもいい頃なんだけど…。


 私はイスネリに聞いてみる。


「イスネリ。もうそろそろ見えてきてもいい時間なんだけど、何か見えたりしない?」


「うーん。ちょっと待ってくださいの」


 イスネリが前方の方を見て、目を凝らして見る。


「あっ! おそらくあれですの。所々木が光ってる森が見えましたの」


「ホント? 距離はどのくらい?」


「あと、二、三十分ぐらいで着けると思いますの」


「分かった。ありがとう」



 …えっ?結構な速さで飛んでるけど、二、三十分先の距離まで見えるの?



 イスネリのその視力に驚きながら、アイシャとイスネリの背中で器用に寝ているクウネに声を掛ける。


「もうすぐ着くみたいだから、準備しようか?」


「はい。分かりました」

「…う、うーん。はーい」



 ま、準備と言ってもアイシャは高くて怖いから目を瞑ってるし、クウネは寝起きだから起こすだけだけどね。



 そうしてしばらくすると、私にもその光る木がある森が見えてきた。



 そしてイスネリに話す。


「じゃあ、イスネリ。少し低めに飛んで近付いていこうか」


 イスネリは頷くと、その速度を保ったまま高さを落としていった。


 森の木よりも少し上ぐらいの高さをイスネリは飛んで行く。


「アイシャ。このぐらいの高さだったら、もう大丈夫だと思うよ」


「はい。あ、そうですね。このぐらいでしたら」


 私にそう言われたアイシャは目を開けて、周りを見回した。



 そしてイスネリの背中に乗る私達にもハッキリと光る木が見えた。


「おおー、あれが聖樹だね!」


「本当ですね。ここからでもちゃんと光っているのが分かりますね」


 私とアイシャ、クウネがイスネリの背中から身を乗り出して前を覗き込む。



 その瞬間、


 ヒュンッ! ヒュンッ! バシッ! バシッ!


「きゃーーっ!」


 イスネリの体が大きく傾き、私達は空中に投げ出された。


「お嬢様っ!」



 私と手を繋いでいたアイシャが私の体を抱き締め、私とアイシャは森の中に落下した。


 私は落ちながら、アイシャに抱き締められた時に森の木の枝が鞭のように伸びて、空中に飛んでいるイスネリを攻撃しているのが見えた。


 イスネリはその攻撃を受けて、体勢を崩して、私達を落としてしまったようだ。



「アイシャ! 大丈夫?」


 私とアイシャは木にぶつかりながら、地面に叩きつけられたが、アイシャが私を抱き締めて守ってくれていた。


「…うっ、お嬢様が思ったより軽くて良かったです」


「そんな事言ってる場合じゃないよ! 大丈夫なの?」


「私は大丈夫です。それよりイスネリとクウネは?」


 私は傷もなかったが、アイシャは落ちる時に私を守って、体が枝にかなりぶつかったので、腕や足に切り傷ができていて、服も少し破れていた。


 幸い、地面が柔らかかったので、衝撃によるダメージは二人ともあまりなかった。



 私が周りを見回して、二人の姿を探す。

 すると、森の中から声が聞こえた。


「やぁー!」


 クウネの声だ!


最後までお読みいただき、ありがとうございます!感謝感謝です m(_ _)m


続きが気になるとか、面白いと思った方は是非、ブックマークで応援をお願いします!


下にある☆☆☆☆☆評価も是非お願いします!

読んでくれた人のブックマークと評価が何よりの励みになります!!


よろしくお願いします!m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ