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ポンコツ貴族令嬢が最強スキルをゲットしたので、自由を求めて家出する。~家出令嬢の冒険譚?~  作者: 十目 イチ
キャラバン編

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第79話 クエストだから仕方なく我慢してました

 ついにキャラバン隊はランシーアの町に到着した。

 もう陽も傾いて、すっかり夕方になっていた。


 キャラバン隊の馬車が町に入り、ランシーアの綺麗に整備された道や整然と並ぶ建物を見て、この町がすごく発展している町なのかが分かった。


 キャラバン隊の馬車は町の広場に停まり、隊の全員が降りてきて、アルメダさんの所に集まる。



 そして、アルメダさんが隊のみんなに指示を出し、馬車から荷物を降ろしたり作業に入っていった。


 アルメダさんが私の所にやって来る。


「ラフィーネ。ここまでご苦労さん。ここで行きの護衛は終了だ」


「はい。お疲れ様です、ありがとうございました」


「それで、この先の宿屋を今、ジャーバが押さえに行ってるから、ちょっと待っててくれるか?」


「はい。それは全然大丈夫ですけど、ここの滞在期間は予定通りですか?」


「ああ、一日到着が早くなったから、今日は宿屋に泊まるが、明日からはラドズおじ様の知り合いの所でラフィーネ達は寝泊まりしてもらう。それから七日後にモーネサウラに向けて出発するというのは予定通りだな」



 帰りも私達が護衛をするのだが、アルメダさん達がこの町で七日間、行商をするのでその間、私達はラドズさんの知り合いの所で寝泊まりする予定になっていた。



 するとアルメダさんがすっと右手を差し出し、私達に話す。


「本当にお前らがいて、助かったよ。改めて、ありがとう。帰りもまたお願いするけど、ひとまずはお疲れさん」


 アルメダさんは私達四人全員と握手して、照れくさそうに笑った。


「ここに居てる間、たまにはあっしらの店にも顔出してくれよ。ラフィーネ」


「分かりました。ぜひお邪魔します」



 そこへジャーバさんが戻ってきて、私達の部屋を取る事ができたと伝えてくれた。

 ジャーバさんも私達と握手をして、


「帰りもお願いしますね。ラフィーネさん。頼りにしてますから」


「はい。帰りもよろしくお願いします」



 そして私達は作業をしているキャラバン隊の人達にもしばしの別れを伝えた後、ジャーバさんが取ってくれた宿屋に向かう為、広場を出た。


「…ラフィーネさん! 皆さん!」


 ミレニアさんが私達の所に走って来た。


「あ、ミレニアさん。お疲れ様でした。また七日後、帰りの護衛よろしくお願いします」


「…いえ、こちらこそ、よろしくお願いします」


 そう言って、ミレニアさんはペコリと頭を下げた。


 顔を上げたミレニアさんが何か言おうとしてるみたいだったので、聞いてみた。


「どうしたの? ミレニアさん」


 すると恥ずかしそうにしながら、ミレニアさんが私に言う。


「…あの、ラフィーネさん。七日後に必ずお返しするんで…、その、三日月を一枚貸していただけませんか?」


「えっ? 三日月を?」


 ちょっと顔を赤くしたミレニアさんが頷いた。


 私は鞄から三日月を一枚取り出し、ミレニアさんに差し出した。


「そんなに気に入ったんだね。これ」


「…うん。何か見てるとすごい落ち着くの…」


「じゃあ、それはミレニアさんにプレゼントするよ」


「…えっ、いいの? ラフィーネさんの武器でしょ?」


「うん。まだいっぱいあるし、全然大丈夫だから」


「…ありがとう」


 ミレニアさんは何度も頭を下げて、お礼を言ってくれた。



 私達は広場を離れ、宿屋に向かって歩き出した。


 もう辺りはだいぶ暗くなっていたけど、たくさんの街灯に照らされた町は明るくて、モーネサウラのような活気もあった。


 私はアイシャ達の方に振り返り、話し掛ける。


「さて、せっかく来たし、七日間どこを見て回ろうか?」



 クウネが一番に答える。


「クウネは美味しい物食べたいー」



 イスネリも続いて答える。


「わたくしは空からこの町を見てみたいですの」


「おおー! いいね、それ! みんなで上から見てみようよ!」



 クウネの頭の上にいるナヴィも答える。


「私はベッドでゆっくり寝たいにゃ」



 そしてアイシャが表情を変えずに答える。


「私は空にはついて行きません。なので、ナヴィの意見に賛成です。まず疲れを癒したいです。やっと夜営から解放されたので…」



 …あ、そうか。アイシャは野宿が嫌いだったよね。


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