表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ポンコツ貴族令嬢が最強スキルをゲットしたので、自由を求めて家出する。~家出令嬢の冒険譚?~  作者: 十目 イチ
キャラバン編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

77/282

第77話 双剣の雷撃

 キャラバン隊の前方にデザートバイパーと思われる地面の盛り上がりが徐々に近付いてくる。


 イスネリは後ろの荷台から槍を取ってきて、御者台の上で構える。


 アルメダさんは後ろの馬車に合図を送り、五台の馬車は停止して、ミレニアさんとアイシャが二番目の位置にいる馬車に移動してきた。



 私は鞄から三日月を出して、空中に飛ばす。


 そしてイスネリに指示を出した。


「イスネリ。私が先制するからヤツが飛び出したら、槍を放ってね。軌道は私が修正するから」


「分かりましたですの」



 デザートバイパーが馬車の横の方に回り込んでくる。


「よしっ! いくよ! イスネリ!」



 私は三日月をデザートバイパーに向けて、最大出力で回転させて放った。


 ザクッ! ザクッ!…


 移動する地面の盛り上がった所に三日月が次々と刺さっていくが、三日月が刺さったままデザートバイパーは地面の下を移動して、動きが止まらない。



 そしてデザートバイパーは急に向きを変えて、こっちに向かって来る。


 その拍子に何枚か、三日月が地面に抜け落ちる。



 私は地面に抜け落ちた三日月を操作して、こっちに向かって来るデザートバイパーにもう一度、三日月を放つ。


「シャーー!」



 デザートバイパーが大きな口を開けて地面から飛び出した。

 頭だけでも私の身長ぐらいの大きさのある巨大な蛇のモンスターだ。


 威嚇なのか分からないが、まだ距離のある場所で飛び出したので、イスネリが槍を構えて、その頭を狙う。


「えいっ!」


 イスネリがかけ声と共に槍をその大きな口めがけて放つ。


 しかしデザートバイパーは再び、地面に潜ろうと下を向いた。


 私は飛んでいく槍を操作して地面に潜ろうとしているデザートバイパーの頭に向けて槍をぶつけた。


 ゴォンッ!



 鈍い音が響いて、デザートバイパーの周りで砂煙が舞った。


 クウネが馬車を飛び降り、すごい速さでデザートバイパーに近付いていく。



 砂煙が消え、眉間の所にイスネリの槍が刺さったデザートバイパーがぐったりと倒れているのが見えた。


「ラフィーネー! 倒してるよー」



 デザートバイパーの近くまで近付いたクウネが叫んだ。


 私はホッとして、イスネリを見た。

 イスネリもホッとしたようで、クウネに向かって叫ぶ。


「クウネさん! すみませんが、槍と三日月を回収してもらえますの?」


「ああ、いいよ。イスネリ。私が念動で回収するから」


「クウネさんが近くにいますから、してもらいますの」



 クウネは分かったーと返事をして、デザートバイパーに刺さった槍を引き抜き、体に刺さっている三日月も回収して、こちらに歩いて来る。



 その様子を見ていた私の視界の端に馬車を飛び降りて、クウネに向かって一直線に走るミレニアさんの姿が見えた。


「クウネさん! 危ないっ!」



 ミレニアさんが走りながらクウネに叫ぶ。


 デザートバイパーが復活してその鎌首を上げていた。


「シャーーッ!」


 クウネは振り返って、デザートバイパーが起き上がって再び大きな口を開けているのを見ると、慌ててこっちに向かって駆け出した。


 ミレニアさんは二本の剣を抜き、デザートバイパーに斬りかかる。


 バシュッ!


 黄色く稲妻のように光った二本の剣がミレニアさんの体を中心にキレイな円を描いた。



 ミレニアさんが体を回転して放った一撃だ。

 その黄色い光の残像が描く満月のような円の中にデザートバイパーの鎌首があった。


 次の瞬間、デザートバイパーの鎌首と胴体が分断され、デザートバイパーの鎌首がドスンと音を立て、地面に落ちた。


「すごい…」



 あまりにも速く、キレイな剣撃に私は思わず声が出た。


「…大丈夫ですか? クウネさん」



 ミレニアさんはクウネに声を掛けた。

 クウネもミレニアさんが一撃でデザートバイパーの首を斬り落としたのを呆然と見ていた。


 ミレニアさんとクウネが槍と三日月を持って、こっちに歩いて戻ってくる。



 アルメダさんがぼそりと呟く。


「まさに雷撃…だな」


 本当に雷のような一撃だったと、私も思った…。


最後までお読みいただき、ありがとうございます!感謝感謝です m(_ _)m


続きが気になるとか、面白いと思った方は是非、ブックマークで応援をお願いします!


下にある☆☆☆☆☆評価も是非お願いします!

読んでくれた人のブックマークと評価が何よりの励みになります!!


よろしくお願いします!m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ