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ポンコツ貴族令嬢が最強スキルをゲットしたので、自由を求めて家出する。~家出令嬢の冒険譚?~  作者: 十目 イチ
キャラバン編

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第76話 地中のモンスター

 遠征四日目


 宿屋の部屋で朝食を済ませ、準備を整えた私達が宿屋の外に出ると、アルメダさんとキャラバンの人達、数名が馬車の近くで何か話をしていた。



 私達の姿に気付いたアルメダさんが声を掛ける。


「おう! よく眠れたか?」


「はい。久々のベッドでぐっすり眠れました」


「そうか。それは良かった。買い出しに出た連中がまだ戻って来てないから、もうしばらく待ってくれるか?」


 アルメダさんにそう言われ、私達は馬車の側で待っていると、一台の馬車の荷台からミレニアさんが降りてきた。



 私が不思議に思って、ミレニアさんに声を掛ける。


「ミレニアさん。おはようございます。荷台で何かしてたんですか?」


「…あ、皆さん。おはよう。えっと…ちょっと剣の手入れをしてたの」


 ミレニアさんは昨日、剣で岩を斬ったので少し研いでいたらしい。

 宿屋の部屋でやると、周りに迷惑だから朝早くに起きて荷台の中でその作業をしていたそうだ。



 私がミレニアさんにちょっと気になってた事を聞いてみる。


「そういえば昨日、ミレニアさんが岩を斬る時にその剣が黄色く光ったみたいに見えたんですけど…。私の気のせいですか?」


「…あ、それは私がスキルを使ったから」


「前に言ってた身体強化的なスキルですか?」


「…そう。それを使うと何故か剣が光ってしまうの」



 何かカッコいい!

 …私の三日月も光らないかな?



 そんな事を思っていると、アイシャと目が合った。

 そして私にぼそりと呟く。


「お嬢様。もしかして自分の武器も光らないかな?とか考えてませんか?」


「べ、別にそんな事思ってないよっ」



 …アイシャは私の心読めるの?



 そうしているうちにキャラバン隊の人達が水とか食料を持って、馬車の方に戻って来た。



 アルメダさんが大きな声で隊の皆に声を掛けた。


「じゃあ、積み込みが終わったらすぐに出るぞ」


 キャラバン隊の人達は荷台に、買ってきた物を載せたり、駝竜を馬車に繋ぐ作業をしていく。



 私達は昨日と同じ配置で馬車に乗り込んで行った。


 全員が馬車に乗り込んだのを確認すると、アルメダさんの号令で五台の馬車は一斉に走り出し、ペグナットの町を駆け抜けた。



 昨日の打ち合わせでは露店の出店を中止した事で、今日の行程が順調に進めれば、当初の予定より一日早く目的地のランシーアに到着する事が出来ると皆に伝えられていた。



 ペグナットの町を出たキャラバン隊は街道に入り、順調に進んでいく。


 やがて周りの荒野の景色から岩が消え、砂漠地帯に入っていく。


 砂漠といっても砂だけがあるわけではなく、砂地の中に馬車の往き来で固められたような道が続いていて、思っていたより馬車の速度は速かった。



 やがてその固められた道もほとんど見えなくなり、周りの景色は砂漠だけになっていく。


 少し馬車の速度は落ちたが、それでも快調に進んでいく。



 日が昇るにつれ、気温がどんどん上がっていくのを感じた。


 お昼休憩を挟み、更に砂漠地帯を進んでいると、イスネリがキャラバン隊の前方に異変を見つけて、アルメダさんに知らせた。


「恐らくモンスターですの」


「どの辺りだ?」


「かなり前方ですの。大型のモンスターですの。地中に潜っているようですが、こちらが近付いているのはもう悟られているみたいですの」



 アルメダさんは舌打ちをして、私達に話す。


「地中にいるって事はたぶんデザートバイパーだ。一番出会いたくなかったモンスターだな」


 アルメダさんが警笛を吹き、後ろの馬車に危険を伝えた後、私達に言った。


「ヤツは地面の下を移動するから、出てきたところを叩くしかない。たぶん足を止めて迎撃する事になるから、備えてくれ」



 私達は頷き、前の方を見る。

 私の目にも砂漠の地面が盛り上がっている部分が移動しているのが見えた。



 私はイスネリに聞いた。


「あの盛り上がって動いてるのが、デザートバイパー?」


「ええ、そうですの」


「そんなに速くないね。あれならここからでも何とか出来るかも」


「そうですわね」



 それを聞いたアルメダさんが私に聞いてくる。


「ここから? 結構デカそうだけど、いけそうなのか? ラフィーネ」


 私は親指を立てて、答えた。


「やってみます!」


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