表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ポンコツ貴族令嬢が最強スキルをゲットしたので、自由を求めて家出する。~家出令嬢の冒険譚?~  作者: 十目 イチ
キャラバン編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

61/282

第61話 アルメダさんはぐいぐい急かします。

順番を間違って投稿してしまいましたので、一度削除して再投稿しました。

すみませんでしたーm(;∇;)m

 私達のやり取りを聞いていたラドズさんが私達に話し出す。


「それでは指名の護衛クエストは受注という事で、護衛の細かい打ち合わせはアルメダとお願い出来ますか?」


「分かりました。そのようにさせていただきます」



 アルメダさんは私の手を握ったまま立ち上がり、急かすように話す。


「じゃあ、早速武器屋に行こうか。ラフィーネ」



 すると、ラドズさんが慌ててアルメダさんを制止して


「アルメダ! まだラフィーネさんに前回のクエストの報酬を渡してないんだぞ! もうちょっと待たんか!」


 あっ、と声を上げてアルメダさんは手を離し、もう一度、席についた。



 ラドズさんは応接間の外にいる使用人を呼びつけ、一つの袋を持って来させた。


 それを私達に差し出すと、


「こちらがヘルバッファローの角採取クエストの報酬になります。どうぞお納めください」


「ありがとうございます」



 私がそれを受けとると、アルメダさんが口を開く。


「おじ様。もう大丈夫だね?」


「ああ。ラフィーネさん。アイシャさん。こんな姪ですが、よろしく頼みますよ」



 私は苦笑いを浮かべながら、答える。


「はは、頑張ります」


 再び私の手を握って、アルメダさんが立ち上がり、


「よしっ! 改めて行くか!」


 ラドズさんのお屋敷を後にした私達は三人で武器屋に向かった。


 アルメダさんが言っていた武器屋と、私達がいつも使っている武器屋はやはり同じお店だった。



 お店に入ると、カウンターにいたおじさんが私達を見て、


「いらっしゃい! おっ? なんだ珍しい組み合わせだな?」


 アルメダさんはカウンターの方へ私を引っ張って行き、おじさんに話し掛ける。


「オッサン! このラフィーネの武器を大急ぎで作って欲しいだけど、お願いできるか?」



 おじさんはちょっと驚きながら、答える。


「おう。言われんでも、もう作ってるヤツがあるわ! ラフィーネちゃん! なんだってこんな奴と一緒にいるんだい?」


「えっと今回、アルメダさんの行商護衛のクエストを引き受けたんで、それで…」


「なるほどな。で、護衛をつけるって事は今回の行商は遠いんか? アルメダ」


「おう! ランシーアだ」


「ほー、よくラドズさんが許可したな。あそこだと砂漠を通らにゃならんだろ?」



 するとアルメダさんはポンっと私の肩を叩き、


「だからこのラフィーネ達を護衛につけるって事でおじ様からは許可してもらったんだよ」



 …いや、アナタ。最初は護衛無しで無理矢理行こうとしてたよね。



 ふーんと、おじさんは感心しながら、私に言う。


「そうか、そうか。分かった。で、ラフィーネちゃんはいつもの三日月の追加かい?」


「うん。それもなんだけど、もう一つ追加でお願いしたい物があるんだけど、いいかな?」


「なんだい? 追加って」



 私は前から思っていた武器の形状をおじさんに説明して、お願いをした。


 それを聞いたおじさんは


「これまた変わった物を使うんだな。まあ、それだったら今、店にある剣を加工するだけでいいんだったら、半日もあればできるけど、どうする?」


「私が普段使っているこの剣でもできる?」



 私は背中に差していた剣をおじさんに手渡し、おじさんはそれを見て、


「ああ、大丈夫だな。明日には加工して渡せるよ」


「だったら、それでお願いします」



 アルメダさんはそのやり取りを聞いていて、私に尋ねてきた。


「そんな加工して使えんのか?」


「はい。たぶん大丈夫です」



 おじさんは剣をカウンターの奥にしまい、代わりに新しい三日月を持ってきてくれた。


「前に渡した少し大きめのヤツと同じ大きさだけど、いけそうかい?」


「うん。大丈夫。ありがとう」



 カウンターに並べた三日月を見て、またアルメダさんが私に尋ねてくる。


「それもラフィーネの武器?」


「はい。そうですよ」


 顎に手を当てて、不思議そうな顔をしてアルメダさんが言った。


「変わった武器使うんだな」


「まあ、こんな武器使えるのは、冒険者でもラフィーネちゃんだけだろな」


 おじさんは笑いながら、私に言った。



 確かにそうだよねー。

 こんなの『万物念動』がなかったら、危なくて使えないよね。



 私はおじさんから三日月を受け取り、鞄に入れるとアルメダさんに声を掛ける。


「とりあえず、今おじさんにお願いした剣が出来れば、クエストに出れますけど、どうしますか? アルメダさん」


「よしっ! じゃあ、明日には出来るんだよな? オッサン」


「ああ、任しとけ」


「それじゃ、ラフィーネは明日、ここで剣を受け取ったら、さっきの屋敷に来てくれるか? キャラバン隊のメンバーも集めとくから、顔合わせと打ち合わせをしようか」


 こうして、明日から私達は行商の護衛という初めてのクエストに挑むことになった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ