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ポンコツ貴族令嬢が最強スキルをゲットしたので、自由を求めて家出する。~家出令嬢の冒険譚?~  作者: 十目 イチ
キャラバン編

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第60話 護衛の理由

間違って、先に61話投稿しちゃいました(´;ω;`)

ご面倒ですが、60話を投稿しますので、順番にお読みください。


ご指摘いただいた方、ありがとうございましたm(_ _)m

 応接間に怒鳴りこんで来た女性は更にラドズさんに近付き、すごい剣幕でラドズさんに詰め寄る。


「あっしらの隊だけで行くから、ワケわかんない男とか冒険者は連れて行きたくないって、言ったよね?」


「ま、待て。アルメダ。話を聞け! それに客人の前だぞ」


「客人って、冒険者でしょ! そんな奴らに…」


 そこでその女性は私達に気付いて、話すのを止めた。

 そしてまたラドズさんに向き直り、話し始める。


「おじ様。護衛を依頼する冒険者って、この娘達?」


「ああ、そうだ。こちらはラフィーネさんとアイシャさんだ」



 女性はラドズさんの隣に座り、向かい側に座る私とアイシャの顔を交互に見ながら、ニコニコして話し掛けてきた。


「ごめんな。急に邪魔して。私はアルメダ。アンタらがヘルバッファローの角を取ってきた冒険者?」



 私は戸惑いながら、答えた。


「は、はい。私達を含めて四人ですけど…」


 アルメダさんが尋ねる。


「全員女なのか?」


「はい。四人とも」



 すると、アルメダさんはラドズさんに振り返り、


「おじ様! すごいじゃん! 奇跡じゃん! 知ってたの?」



 ラドズさんはタメ息をつきながら、アルメダさんに答える。


「だからこうやって今、依頼内容の説明をしようとしとるんじゃろが。お前の男嫌いは分かってるからな」



 アルメダさんはまた私達の方に向いて、少し申し訳なさそうに話し出す。


「おじ様が冒険者に護衛を依頼するって聞いたから、てっきり男が来ると勘違いしちゃって、ホントに悪りぃな」


「まったくだ。お前もここで話を聞いてなさい。すみませんね。ラフィーネさん。説明を続けてもいいかな?」


「え、ええ。お願いします…」



 そしてラドズさんは今回の依頼内容の説明を続けてくれた。


 ここにいるアルメダさんのキャラバン隊が、ランシーアという町に行商に行くので、その道中の護衛をして欲しいというのが依頼内容だった。


 ランシーアまでは七日間の行程予定で、その道中には砂漠地帯なども含まれているとの事だ。



 そこまでの説明を聞いて、私とアイシャは顔を見合せ、アイシャがラドズさんに尋ねる。


「それで、アルメダさんが男性が苦手だから、女性である私達への指名依頼という事でよろしかったですか?」



 アルメダさんがラドズさんに代わって、ニコニコしながら答える。


「そういう事。話が早くて助かるわ。アンタらは初見でヘルバッファローの角を折ってきたぐらいだから、強さの方は問題ないでしょ?」



 アイシャが答える。


「ですが、護衛が必要なほど危険な地域を通るのですか?」


「ああ、砂漠地帯はモンスターが出るし、あっしらのキャラバン隊は戦闘の出来る奴があんまいないんだよ。今回は行程も長いし、だから護衛を依頼したいんだ」


 すると、ラドズさんがそこで口を開いた。


「護衛をつけるというのが、私がアルメダに出した、今回の行商許可の条件なんだよ」



 ラドズさんはこれまでも何度もアルメダさんに行商をさせていたが、近くの町だけに限定していたそうだ。


 どうしても遠くに行商に出たいアルメダさんはラドズさんに頼み込み、今回のランシーアへの行商を取りつけたが、ラドズさんから出された条件が冒険者の護衛をつけるという事らしい。


 だけど、依頼を受ける冒険者は男性ばかりで、大の男嫌いのアルメダさんは全部断っていて、結局護衛なしでランシーアへの行商を強行しようとしていた所に私達が現れたというわけだ。



 アルメダさんは私達に深々と頭を下げて、言ってきた。


「だから、このとおり! 頼む! 依頼を受けてくれ。あっしをランシーアの行商に行かせて欲しいんだ!」



 ラドズさんも私達に話す。


「もちろん、長期行程の護衛だから報酬の方もはずませてもらうし、そちらに条件があるようだったら、できる限り答えさせてもらうので、受けてはもらえないだろうか?」



 私とアイシャは顔を見合せ、私がアイシャに聞く。


「どうしよ? アイシャ」


「お嬢様にお任せしますよ」



 私はちょっと考えた後、ラドズさんとアルメダさんに答えた。


「分かりました。ご依頼、受けさせていただきます」



 アルメダさんは超笑顔になって、私の手を握り、


「マジで!? ありがとうー! よろしく頼むよ! ラフィーネ!」


 私はアルメダさんに手を握られながら、話す。


「た、ただ何日か準備の時間もらえますか?」



 アルメダさんの動きがピタッと止まり、


「どのぐらいだい?」


「この後、武器屋に寄って、私の装備品の調達をしようと思うので、それが済めば大丈夫です」


「そんなのすぐに終わるんじゃないの? 買うだけじゃん?」


「私の武器は特注品なんで、もしかしたらちょっと時間がかかるかもしれないんで…」


「えー!? 武器屋って、ギルド近くのあのドワーフのオッサンの所だろ?」


「えっ? はい。たぶん、そこだと思います…」


「あっしも一緒に行って、急かしてやるよ。任せときな!」



 なんかアルメダさんの勢いに負けて、この後三人で武器屋に行く事になりました。


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