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ポンコツ貴族令嬢が最強スキルをゲットしたので、自由を求めて家出する。~家出令嬢の冒険譚?~  作者: 十目 イチ
大都市で新生活編

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第58話 新しいもふもふです

 ナヴィは鏡台から降りると、窓の方に移動してちょこんと窓のヘリに座って外を眺める。

 私達もその後ろに移動する。



 ナヴィが外の景色を見ながら、声を出した。


「久しぶりの太陽の光…。気持ちいいにゃ」



 私は気持ち良さそうにしているナヴィに尋ねる。


「ナヴィちゃん。体の調子はどう?痛いとかない?」


「うん。大丈夫。すごく体は軽いし、気分もいいにゃ。元々こっちが本当の体かもって思うぐらい、調子がいいにゃ」


「そう。それは良かった」



 クウネが尻尾を振りながら、ナヴィに聞く。


「ねえ、ねえ、ナヴィ! 猫になったから、そんなしゃべり方になったのー?」



 うん。それは私も気になった。



 ナヴィは恥ずかしそうに目線を外して、手(前足)をパタパタと動かしながら、説明した。


「えっと、こ、これはまだ体が馴染んでなくて、しゃべりにくい…の。ゆ、ゆっくりしゃべれば、ちゃんと話せる…よ」


「あははは。別に無理しなくてもいいよー」


「む、無理じゃない…よ」



 私はイスネリに話し掛ける。


「イスネリ。呪いは解けてるんだよね?」


「はいですの。解呪(ディスペル)は確実に呪いを解いたと思うんですが、初めて使うものですから…。もしかしたらナヴィにかかっていたのは特殊な呪いだったかもしれませんの」


「特殊な呪いか…」



 その話を聞いていたナヴィが話す。


「呪いは解けていると思いますにゃ。何でこの体のままなのかは分からないけど、前にあった体の重さは取れているし、感覚的に呪いは無くなった気がするにゃ」


 ナヴィがそう言うんだったら、呪いは解けてるんだろう。


 私は少し安心して、ナヴィに話す。


「太陽の光を浴びて、その姿になったんだから、ナヴィちゃんは怪物になって、人なんか襲ってないと思うよ。良かったね」



 ナヴィが私達に少し恥ずかしそうに答える。


「うん。あれはたぶんお魚の血とかだったんだにゃ」


「たぶん、そうだったんだよ。怪物が町で人を襲ったら、絶対に騒ぎになるもんね」


「そうだよね。…それでね、ラフィーネさん達はもうこの町を出て行くんだよね?」


「そうだね。この町には観光に来てただけだから、もうすぐ帰るよ」


「…そうにゃ」


「でもまた遊びに来るよ。ナヴィちゃんもいるし、私達、魚好きだし」



 ナヴィは私達に尋ねた。


「私、ついていったらダメかにゃ?」


「えっ? モーネサウラの家にってこと?」


「うん。せっかくこうやって陽の光の下で動けるようになったし、色んな所に行ってみたいにゃ。ダメかにゃ?」



 私がアイシャに聞こうと向いた瞬間、クウネとイスネリがナヴィの所に行き、二人でナヴィを抱っこして声を上げた。


「大歓迎だよー! 行こう! 行こー!」


「もちろん、歓迎しますの!」


 二人はそう言って、ナヴィに頬ずりしたり、もふもふしたりして、ナヴィも口ではイヤがりながらも楽しそうに三人でじゃれ合い出した。



 …あ、先越された。



 アイシャが私に向かって話し掛ける。


「別にお嬢様も参加してきていいんですよ?」



 私は顔のニヤニヤが抑えられず、三人に混じりに行った。


「次、私! ナヴィちゃん! もふもふ!」


 後ろでアイシャのタメ息が聞こえた…。



 ー◇◇◇◇◇◇ー



 私達はナヴィを連れて、古城を後にして宿屋に戻って来た。


 身支度を済ませた私達は、町で少しお土産を買ってからモーネサウラに帰る事にした。


 ナヴィはクウネの頭の上が気に入ったみたいで、町を歩いている間、ずっとクウネの頭の上に乗っかっていた。



 買い物を済ませた私達は、馬車に乗り、転移ゲートに向かう。



 馬車の窓からナヴィはじっとプルメイの町を見ていたので、私はナヴィに聞いた。


「大丈夫? ナヴィ。町を離れるけど寂しくない?」


「うん。少し寂しいけど、楽しみの方が大きいから全然大丈夫にゃ」


「そうだね。帰りたくなったらいつでも帰って来れるし、一緒に色んな所に行こうね」


「うん。よろしくにゃ」


 やがて馬車は転移ゲートをくぐり、モーネサウラまで帰って来た。



 そして馬車を返す為、トサレタ商会のお店に向かった。


 お店に着いて、馬車を降りて馬車を返していると、店の中からジーノさんが出てきてくれた。


「ラフィーネ嬢。皆さん。お帰りなさい。どうでしたか?プルメイは楽しめましたか?」


「はい。ありがとうございました。いっぱい楽しめました」



 ジーノさんはクウネの頭の上のナヴィに気付いて、尋ねてきた。


「おや? その猫はプルメイで拾ったんですか?」


「え、ええ。まあ。拾ったというか、懐いてきたので、連れて帰ろうかと…」


「はは、あの町は野良猫も多いですからね」


「にゃー」



 何の返事?

 あー。野良猫を演じてるのね。ナヴィ。



 私はジーノさんに尋ねる。


「今、こちらにはロザミーさんはいないんですか?」


「姉は今はモーネサウラの得意先に挨拶回りに出てまして、不在なんですよ。後でラフィーネ嬢が来られた事もお伝えしておきますよ」


「すみません。ありがとうございます」



 私達はお店を出て、家に帰った。

 家に着いて、すぐにクウネとイスネリとナヴィは家の中やら裏庭を走り回り、はしゃいでいた。


 私はあまり寝てなかったせいか、急に眠気が襲ってきた。


 私はアイシャに


「アイシャ。眠くなってきたから、ちょっと部屋で寝てくるね」


「はい。畏まりました。お子ちゃ…。お嬢様」



 …はい。アイシャは絶対にわざとやりました。


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