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ポンコツ貴族令嬢が最強スキルをゲットしたので、自由を求めて家出する。~家出令嬢の冒険譚?~  作者: 十目 イチ
大都市で新生活編

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第53話 昼と夜の観光

 両側を露店で挟まれた通りを海に向かって、私達は色々と見ながら歩いていた。


 そして美味しそうな食べ物を見つけると、クウネが食べたいと言って(さっき食べたとこだよ…苦笑)、買って食べたりしながらゆっくり海の方へと歩いていった。



 すると海に向かう街道を歩いている私達の前を、急に真っ白な猫が横切った。


 その猫は露店で拾ったのか、魚をくわえていて、私達の方に振り返り、目が合った。


「あ、猫だ。あれっ?」



 クウネが声を上げる。

 何かに気付いたみたいなので、聞いてみる。


「あの猫がどうしたの? クウネ」


「見て。あの猫、尻尾が多い」



 そう言われて見てみると、確かにその白い猫には少し長めの尻尾が五本あった。


「ホントだ。珍しいね。あんな種類の猫いるの?」


 と、私が言い終わらないうちにクウネがその猫を追いかけ出した。


「ニャッ!?」



 クウネが急に近付いてきた事にびっくりした猫は慌てて、露店の間をすり抜け、あっという間に路地に入って行き、見えなくなった。


「こらっ! クウネ。猫ちゃんをびっくりさせちゃダメじゃない」


「えー、でも、尻尾が気になって…」



 それは確かに私も気になったけど…



 そんなやり取りをしながら歩いて、私達は海まで無事に到着した。



 港には漁を終えた、たくさんの船が停泊していた。


 船を見るのも初めての私達は、港を物珍しそうに見ながら歩いていると、船の上で作業をしている漁師らしきおじさんが私達を見て、声をかけてきた。


「お嬢ちゃん達、観光かい?」


「うん、ちょっと海を見に来たの」


「そうかい。船は出せねえが、船の中を見てみるかい?」


「えっ? いいの?」


「ああ、いいよ。可愛いお嬢ちゃん達なら大歓迎だよ」



 いやー、そう言われるとやっぱり見ないとねー。



 私達はその漁船に乗って船の上を見せてもらった。

 船の上には漁で使う網とか、色んな道具があって、漁師のおじさんは一つ一つ、私達に使い方とかを説明してくれた。


「漁師の中には縁起が悪いからって、女を船に乗せない奴も多いんだけどな」


「えー、何で縁起悪いんですか?」


「海の神様は女神だから、その女に嫉妬してその船を沈めるっていうのが漁師の間では昔っから言われてんだよ」



 へー、そんな船には迷信もあるんだ…。



 そんな感じで色々教えてもらって、私達はおじさんにお礼を言って、その船を離れた。



 その後も港に近い公園とか、灯台などを見て、更に市場で食べ物を買って食べたりしているうちに、あっという間に陽が傾いてきた。


 歩き疲れてきた私は皆に言った。


「暗くなってきたし、そろそろ宿の方に行こうか?」



 そして、私達四人はジーノさんが予約してくれた宿に向かった。


 宿屋の部屋に着くと、四人が泊まれる大きな部屋で、ベッドも四つあった。

 歩き疲れた私はベッドに飛び込んだ。


 アイシャが私に向かって、


「もう! 行儀が悪いですよ。お嬢様」


「だって歩き疲れたもん」



 そして順番にお風呂に入りに行って、全員がお風呂から上がる頃には外はすっかり真っ暗になっていた。


 私が窓の外を見ると、昼間に見た古城が宿屋の三階にあるこの部屋から見えた。


「あー、お昼に行ったお城がここから見えるよー」


「ホントだー」


「月明かりに照らされて、綺麗ですの」



 お子ちゃま三人で窓から古城を眺めていると、急にクウネが大きな声を上げた。


「ああーっ!」


「どうしたの? クウネ?」


「み、見えた。ラフィーネ! 人が!」


「「えっ!?」」


 私とイスネリが目を凝らして見てみるが、私には見えなかったので、イスネリに聞く。


「イスネリ。見える?」


「ええ、確かに最上階近くの窓に人影が見えますの」



 …ウソでしょ?



 人影にもビックリしたけど、ここから古城の窓が見える二人の視力にもビックリした。



 イスネリが古城の方を見ながら私達に言う。


「あれは幽霊ではありませんの。間違いなく生きている人ですの」


「えっ? そうなの?」


「ええ、間違いありませんの」



 すると、私の好奇心が掻き立てられる。


「ちょっと会いに行ってみる?」


 それを聞いたアイシャが私に言う。


「今から行くんですか?」


「うん。だって昼間はいなかったし、何で今、あそこに居るか、気にならない?」



 うーん、とアイシャが考え込むので、私がお願いする。


「ねっ、お願い。アイシャ。ちょっと会いに行こうよ」


「わたくしが『インビジブル』を使って、皆を乗せて飛んで行けばすぐに着きますの」



 アイシャはタメ息をついて、諦めたように答える。


「分かりました。でも行ってみて居なかったら、すぐに帰りますよ。あと、イスネリは出来るだけ低く飛んでください」


 私達は簡単に支度を済ませて、宿屋の外に出て、『インビジブル』で透明になったイスネリに乗り、古城に向かった。


 古城に向かって飛んでいる間、クウネはイスネリに、あの人影は本当に幽霊じゃないか、何度も確認していた…(笑)


最後までお読みいただき、ありがとうございます!感謝感謝です m(。≧Д≦。)m


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