表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ポンコツ貴族令嬢が最強スキルをゲットしたので、自由を求めて家出する。~家出令嬢の冒険譚?~  作者: 十目 イチ
大都市で新生活編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

38/282

第38話 なんかムカついたので、つい…

毎日更新、一ヶ月達成\(^o^)/


 赤い仮面の男は私達の姿に気付くと、


「君たち!危ないぞっ!そのトカゲは危険だ!」



 そう言いながら、男は剣を抜き、ポイズンリザードに向かって走り出した。



 ダッ!シュンッ!ブシューー!



 一瞬にしてそのポイズンリザードの首を切り落とした。



「ふう、これで全部片付いたか」


 仮面の男は洞窟の方を振り返り、剣を鞘に収めながら、そう言った。



 すると、洞窟からもう一人男が出てきた。


「あー、肉の焦げる匂いが臭い…。服に付いてないか?」


 その男はそう言って、自分の服の匂いを嗅ぎながら、歩いて洞窟から出てきた。


 こちらの男は同じような黒い仮面を着けていた。



 赤い仮面の男は、後から出てきた黒い仮面の男に向かって、


「スネア!一匹残っていたので、処理したぞ。それと、女の子が四人迷い込んでいたようだ」



 …ん?私達の事?




 赤い仮面の男は私達の方へ向き直ると


「お嬢さん達、お怪我などありませんか?危ない所でしたが、もう大丈夫です」



 そしてスネアと呼ばれた男は


「え?こんな場所に女の子なんて……、うお!?ホントにいた!」


 私達を見ると、驚いていた。



 …何なんだろう。見るからに怪しいこの二人組は…。



 私はアイシャと目が合った。

 そしてアイシャが私に耳打ちする。


「お嬢様は念の為に下がっていてください」


 アイシャは私の前に立ち、赤い仮面の男に話し掛けた。


「助けていただいて、ありがたいのですが、私達四人はそのポイズンリザードの駆除を依頼された冒険者でして…、その…、貴方がたは、ここで何をされていたのですか?」



 アイシャに尋ねられた赤い仮面の男は、キョトンとして、その後ろに来た黒い仮面の男もキョトンとして、二人はお互いに顔を見合わせた。



 黒い仮面の方の男が、私達を指差しながら言う。


「え?嘘?冒険者なの?君たち」


「ええ。ギルドを通じて、この近くの村からの依頼を受けて、ここに来ております」


「じゃあ、僕達が横取りしちゃったって事だよね?」


「まあ、そういう事になります…か?」



 赤い仮面の男が、私達に申し訳なさそうに言ってきた。


「それはすまない!私達はこの森に別の用で来ていて、たまたまポイズンリザードの巣穴を見つけて、駆除しただけなんだ。まさかクエスト対象になっているモンスターとは知らなくて…」



 アイシャはそれに対して、二人に答えた。


「知らなかったにしても、このような場合はどうしたら良いのでしょうか…」



 黒い仮面の男も謝る仕草をしながら、私達に言ってきた。


「君たちが駆除した事にしてもらっても、僕達は全然構わないんで、どうかこの通り」



 アイシャは振り向いて私を見て、私が無言で頷くと、彼等に向かって言った。


「分かりました。ではお言葉に甘えて、そのようにさせていただきます」



 黒い仮面の男は安心したように私達に言う。


「はー。本当にごめんねー。知らなかったとはいえ…。んっ?」


 黒い仮面の男が何かに気付いたみたいだけど、アイシャがそれに構わずに尋ねた。


「それはもう結構なのですが、貴方達はこんな所で一体何をされていたのですか?」




 その質問に対して、赤い仮面の男が答える。


「申し遅れてすまない。私はダイタス。冒険者をしている。そしてこちらがスネアだ」


「僕らは、最近この辺りで目撃されているワイバーンを探して、この森の中を探索していたんだよ」



 !!ワイバーンっ!イスネリの事っ?



 私は表情に出そうになるのをぐっと堪えて、男達からは見えないようにクウネの服を引っ張って、言っちゃダメだよのサインを送った。



 イスネリは少し離れた所で顔を伏せている。


 今のイスネリを見て、ワイバーンだと気付かれる事はないと思うけど、変な反応だけはしないようにしないと…。



 アイシャが男達に尋ねた。


「ワイバーンの話なら私達も最近聞きました。でもこんな森の中に居ますか?そもそも討伐などのクエストも出ていないはずですが?」



 それに対してダイタスが答える。


「確かに。こんな森の中にいるか分からない…。討伐クエストも出ていないが、だが倒さねばならんだろう?」


「なぜです?人を襲ったとも聞いていませんが」


「ワイバーンだからだよ。神竜にしろ、獣竜にしろ、奴らはドラゴン族だ。人間にとっては災厄の象徴!その象徴が私達の生活圏に現れ、いつ誰が襲われるか分からない。それだけで私には倒さなければならない理由となる!」



 イスネリの事があるからかな……?

 言ってる事は合ってるんだと思うんだけど、極端すぎる主張に、聞いててちょっとムカついてきた。



 スネアという男の方はダイタスが熱く語っているのを、冷めた感じでダイタスと私達を見ながら、大人しく聞いていた。



 更にダイタスは続ける。


「私はその悪竜が人を襲い、街を焼く前に…討たなければならない!奴が何かをしてからでは遅いのだよ。悲しい不幸が起きる前にその悪竜を討って……あぅ!?」



 私はダイタスの背後に落ちていた木を念動で動かして、黙らせる為にその木で彼の後頭部をしばくようにぶつけると、彼はその場で倒れ、気を失った。



「「「あっ」」」



 アイシャとクウネとイスネリが同時に声を上げ、私の方を見た。



 ……やっちゃった……。ちょっと力加減強かった?



 スネアは急に木でしばかれて気を失ったダイタスを見て、驚いた顔で私を見た。


「えっ?え?君がやったの?」



「…はい。すいません…。つい」



 スネアはハーっとタメ息をついて、私達を見て話し出した。


「まあ、コイツはそういう話になると熱くなるからな」


「あの…本当にごめんなさい……」


「いや、別にいいよ。ちょっと聞きたい事があったんだけど、ダイタスがいると話しにくいし、むしろちょうどいい」



 そう言ってスネアは、黒い仮面を取った。



 その顔が露になり、私達……私とアイシャに聞いてきた。


「僕の顔に見覚えはないかい?」



 ??えっ?知らないけど?



 アイシャも私と同じように見覚えはないようで、私に向かって首を横に振る。




 その反応を見て、スネアは私達に言った。


「その様子だと、僕と、このダイタスの事は覚えていないみたいだね、ラフィーネ令嬢」



 えっ!?私の事、知ってるの?



 私とアイシャは顔を見合わせ、固まった。




最後までお読みいただき、ありがとうございます!感謝感謝ですm(。≧Д≦。)m


ちょっとでも続きが気になるとか、面白いと思った方は是非、いいね、☆評価、ブックマークをお願いします!

ポチッとしてくれると凄く励みになり、嬉しいです!!


作者のやる気がめちゃくちゃ上がります!

よろしくお願いします!m(_ _)m



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ