表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢へのクレッシェンド  作者: 赤井 空
1/4

プロローグ

「ふぅー、」



小学校最後のコンクールという緊張からの解放と疲労から隼人は弓を緩めながら椅子に座り込んだ。演奏順が遅かったため、結果発表に遅れないように急いで片付けをしなければならない。隣では智明が小さな体でチェロをケースに閉まっている


「日本一になれたかなぁ」


「俺達は全力を出し切ったからあとは祈るだけだよ」


「そうだね、結果発表が始まるから急いで戻らないと」


「俺トイレ行ってから戻るから先に戻ってて!」







ホールに戻ると既に沢山の生徒が落ち着きがない様子で座っている


「遅いよ! もうみんな集まってる!」


「ごめん 緊張しちゃって……」



「ワァー!!」


ステージに審査員が出てくると開場中が一斉に盛り上がった


「本日は……」


司会の人から審査員の紹介などがあったが頭には全く入ってこなかった。隣では智昭と祐介がそわそわしている


「それでは審査結果の発表に移ります」


「まずは優秀賞の発表です。第51回全国管弦楽コンクール小学校の部、優秀賞は…… 千葉南小学校です!」


会場が静まった。優秀賞は2番目に点数の高い学校に送られる賞である。ここで呼ばれたということは全国2位だったという事だ


「…………」


誰も声を発することが出来なかった。







会場がどのくらいの間静かになっていたのかは分からない。気づいた時には全ての結果発表が終わっていた。こうして南小学校弦楽部での活動は悔いを残したまま終わった

読んでいただきありがとうございました。初めて書いたものですのでアドバイスなどがあれば頂けると嬉しいです。

自分のペースで連載を続けていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ