原作寄りの桃太郎~きびだんごが「知られてない」世界~
記憶のままに書いたお話。・・・のはず。
冬の童話祭の企画内イベント用です。
後R15は念のためです。
昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
その二人には子どもは出来ておらず、静かに山のふもとの小さな村で暮らしていました。
ある日、おじいさんは山へしば刈りに、おばあさんは川へ洗濯にいきました。
「では、いってくる。おまえも気を付けてな。」
おじいさんはいつものようにおばあさんに言います。
「はいはい、あなたも気を付けていってらっしゃいな。」
おばあさんも、いつもと変わらずおじいさんに言いました。
ここは、二人の家の近くの川辺。
おばあさんが川の水で洗濯をしています。
すると、川の上流から、大きな桃が、どんぶらこ、どんぶらことながれてきました。
「おお、なんと大きな桃なんでしょう。」
おばあさんは大喜びで、その桃を岸に上げました。
「おじいさんが喜ぶといいですね。」
おばあさんは、おじいさんの喜ぶ顔を思い浮かべて、気分を良くしながら、洗濯を続けました。
「帰ったぞ。」
「おかえりなさい。」
いつものように、二人は言葉を投げ合います。
そして、おじいさんは家にあった大きな桃を見て、驚きました。
「こんな大きな桃があったとは。」
おばあさんは、ニコニコ顔で、
「おじいさんの為に川からとってきたんですよ。」
と言いました。
おじいさんは、
「そうか、そうか。ありがとう。」
と言って、笑顔になりました。
早速おばあさんは包丁を持ち、桃を半分に割ります。
すると、中から小さな赤ちゃんが、泣き声と共に出てきました。
「あらあら、びっくり。」
「桃の中から赤子が出てくるとは。」
二人とも目が飛び出る位驚きました。
しかし、どこからどうみても人間の赤ちゃんです。
二人は考えました。
「もしかしたら、神様が私たちに子どもが出来ないことを悲しくお思いになって、このような形で下さったのかもしれませんね。」
「なるほど、ありがとうございます、神様。」
こうして、二人は桃から出てきた子どもを育てることにしました。
名前は桃から生まれたことから、桃太郎と名付けました。
それから年月が過ぎて、桃太郎はすくすくと育っていきました。
おじいさんとおばあさんは自分達が居なくなるまでに、出来るか心配だったようですが、神の子であるというかの如く、人より幾分も早く大きくなっていきました。
二人の複雑だったこの思いが杞憂に終わったこと、それは良かったの一言につきました。
今では桃太郎は、朝に山へ行って動物を狩り、昼は川でおばあさんを手伝い、夜はご飯を二人の為に作る、とてもいい子に育っていました。
「桃太郎がいるとありがたいですねぇ。」
「本当じゃ。獣の肉を食べられるとは、いつぶりだったかのう。」
「おじいさん、昨日も食べましたよ。」
「そうじゃったな。流石、桃太郎じゃ。」
三人になった家では、笑顔が絶えない日々が続きました。
さて、幸せな暮らしを続ける三人。
そんな中、おばあさんは友人から、とある噂話を聞きました。
「鬼が最近近くの村を襲ったらしい。あなたも気を付けてくださいね。」
その話に、おばあさんは驚きました。
「鬼」というのは、人を襲ったり、金銀財宝などを盗っていく、悪くて恐ろしい存在です。
これはまずいと思ったおばあさんは、二人にとても恐ろしい「鬼」が近くに来ていたらしい、気を付けるようにと、言いました。
すると、桃太郎が、
「おばあさん、それは大変です。私が鬼を懲らしめてきます。」
と言ったのです。
「危ないですよ。」
おばあさんは、桃太郎のことを心配しました。
すると、桃太郎がこのようなことを言ったのです。
「大丈夫です、おばあさん。私はこの時の為に生まれて来たのです。実は今までこっそり、鬼を懲らしめるために色々な知識と技術を身につけて来ました。」
おじいさんとおばあさんは驚きました。
桃太郎がそのようなことを考えていたこと、そのために準備をしてきていたことに全く気付くことが出来なかったからです。
「おまえ、もう桃太郎は子どもじゃないようじゃ。」
おじいさんは言いました。
「なら私達は笑顔で送るしかないようですね。」
おばあさんも、仕方なく納得しました。
「桃太郎や、私達も出来る限りのことはしますよ。なんでも言ってくださいね。」
「ありがとうございます、おじいさん、おばあさん。なら、ひとつ頼みたいことがあるのです。」
桃太郎は、改めておばあさんに向き直りました。
「『きびだんご』、という食べ物を、作って頂きたいのです。その食べ物は、私が調べた所、鬼を懲らしめるために必ず必要になる食べ物だそうです。」
おばあさんは困りました。「きびだんご」という食べ物は、一度も聞いたことが無かったのです。
しかし、これ以上桃太郎だけにやらせるわけにはいきません。
「わかりました。旅立つ時には、必ずきびだんごを渡しますよ。」
おばあさんは、桃太郎の為に「きびだんご」を作ろうと、必死に作り方を探しました。
隣のおばあさんに、村の方の友人に、最近村に来た人に、村長さんに、さらには子どもにまで、なんでもいいから少しでも「きびだんご」のことを知っていないか、聞いてみました。
しかし、誰一人として「きびだんご」のことを知っている人はいませんでした。
「きびだんご」のことが全く分からなくて困り果てたおばあさん。
おじいさんはおばあさんのことを心配して、自分にも何か出来ないか、考えてみることにしました。
といえども、おじいさんはしば刈り以外の知識が数えるほどしかありません。
それでも頭を使いに使い、とあることを思い出しました。
「そうじゃ。きび、という稲のような草があったはず。その団子が『きびだんご』じゃ。」
早速きびを探しに行こうと、おじいさんは少し村を出ることにしました。
「おまえ、ちょっとわしは村を出てこようと思う。」
おばあさんは驚きます。
「いきなりですね。出掛けるのですか。」
「ちょっと昔の友人に会いに行こうと思ってな。」
「だからといって、鬼が出ている今行く必要はないでしょうよ。」
おじいさんは何も言えなくなってしまいました。
鬼が出ることを全くもって忘れていたのです。
おじいさんが黙っているのを見て、おばあさんが言いました。
「おじいさん、本当は違うのでしょう。」
今度はおじいさんが驚きます。
「よ、よくわかったのう。」
「そりゃ、あんなにうんうん悩んでいたら、すぐに分かりますよ。」
おじいさんは、少し恥ずかしくなりました。
「それで、おじいさん、なんで出掛けたいのですか。」
おじいさんは、こっそりきびを買ってこようと思っていたことを正直に言いました。
「そうだったのですか。きび、という作物があったとは知りませんでした。」
「本当は二人を驚かしたかったのじゃがなあ。」
「いえ、このことを知れたのはおじいさんのお陰ですよ。ありがとうございますね、おじいさん。」
「そうか、そうか。おまえが喜んでくれるなら良かったわい。」
「きびだんご」がきびから出来ていることが分かった以上、やることは決まりました。
おばあさんは村長さんに頼んで、きびがあるという遠くの村から、きびを貰って来てもらいました。
そこから、きびをだんごにする為に、毎日毎日試行錯誤を繰り返しました。
そして、桃太郎が出発の準備を終えた夜。
「桃太郎や。」
「なんですか、おばあさん。」
おばあさんは桃太郎に、一つの袋を渡しました。
「約束通り、『きびだんご』ですよ。これで、倒して来てくださいね。」
「本当に出来たのですか。これで安心して鬼の元へ行くことが出来ます。おばあさん、ありがとうございます。」
「お礼はおじいさんにも言ってくださいね。おじいさんがいなければ、これは出来なかったのですから。」
「わかりました。言ってきます。」
おばあさんは、桃太郎の為に何かをすることが出来て、とても嬉しく思いました。
次の日、桃太郎は村をたちます。
「桃太郎、生きてかえってくるのじゃぞ。」
「当然です。では、行ってきます。」
桃太郎は、どんどん村を離れていきます。
その背中が見えなくなるまで、おじいさんとおばあさんは目をそらしませんでした。
桃太郎は、背中に袋を背負い、道を進んでいきます。
すると、道の真ん中に一匹の犬が寝そべっていました。
「なんでこんなところに犬がいるのだろう。」
桃太郎は疑問に思い、近づいてみることにしました。
「もしもし、犬さん。なんであなたはここに寝ているのですか。」
犬は驚いて、しっぽを思いきり立てました。
「わっ、なんだ。なんでお前は俺に話しかけられるんだ。」
「ふふっ、秘密です。それで、どうしたのですか。」
「そ、それは、お腹がすいてしまって、ほとんど動けないほどになっているのです。」
「それは大変。ほら、私の食べ物をあげましょう。」
桃太郎は、きびだんごを犬にあげました。
犬は、ゆっくりときびだんごを食べました。すると、不思議な気持ちが湧いてきたのです。
「これ、美味しい。」
「それは良かった。」
「こんな美味しいものを頂けるとは、あなたはなんとお優しい人だ。お礼に何か出来ることはありますか。」
犬は、自分でもよく分からないまま、そんなことを言っていました。
「なら、鬼を退治しに行くから、付いてきてくれると嬉しいですね。」
「喜んで付いていきます。」
こうして、犬が桃太郎の仲間に入りました。
桃太郎は、まだまだ進んでいきます。
すると、今度は猿がこっちの方へと歩いてくるのが見えました。
「犬さん。あれは知り合いかい。」
「いえ、知りませんね。」
そんな話をしている内に、猿は目の前に立っていました。
「やあ、猿さん。どうしたんだい。」
「やっぱりあんた、俺と喋れるのか。」
「よく分かりましたね。」
「そんなことはどうでもいい。それより、お前からいい匂いがするんだが。」
本当は、猿は不思議に思っていました。人間と話せていることもそうですが、まるで自分から話し掛けにいった理由が全く分からなかったのです。
「そうだったのですか。なら、これをどうぞ。」
桃太郎は、きびだんごを猿にあげました。
「なんだろうか、これは。」
少し変な感じがしながらも、猿はきびだんごを一口で食べました。
すると、どうでしょう。胸の奥から、叫びたくなるような熱い思いが浮かんで来たのです。
「おお、なんだ!これは!」
「どうでしょうか、きびだんごの味は。」
「素晴らしい!俺はお前に一生ついていくぜ!」
猿は、熱で頭が回らないまま、そういってしまいました。
「わかりました。猿さん、よろしくお願いします。」
こうして、猿が桃太郎の仲間になりました。
桃太郎は、二匹と共に海辺までつきました。
鬼が住んでいるという鬼ヶ島に行くためには、舟が必要です。
桃太郎は、舟を貸して貰うために、漁師さんに聞きに行きました。
「すみません、漁師さん。舟を貸して貰えませんか。」
「何故だ。お前さん、いま鬼のせいで漁が出来ないことに嫌みでも言いに来たのか。」
漁師さんは、不機嫌そうな顔で言いました。
「違います。その鬼を退治しに来ました。」
桃太郎は、素直に理由を言いました。
漁師は驚きながらも、
「へえ、それは有り難い。だが、お前さんみたいなひよっこが鬼を倒せるのか。」
と言いました。
確かに、桃太郎の持ち物は大きな背負い袋だけ。それを見て、鬼を倒せると思う人はいません。
しかし、桃太郎は言います。
「大丈夫です。私には鬼を懲らしめる策があります。」
そして、桃太郎はきびだんごを出して、
「もし舟を貸してくれたら、このきびだんごを幾らか差し上げます。」
と言いました。
漁師はあきれます。
「何を言うかと思えば、そんな団子位で舟を貸す奴なんて誰も、」
と言いながら、漁師はいつの間にかきびだんごを口にしていました。
まるに不思議な術にかかったように、漁師は変な気持ちになりました。
「分かった。こんな旨い団子をくれるなら、お前さんに舟を貸してやろう。ただし、もう一つ条件がある。最近何故かここらにきじが住み着いているんだ。それをなんとかしてくれたら良いだろう。」
自分でも何を言っているか分からないまま、漁師は言いました。
「ありがとうございます。では早速きじを捕まえてきます。」
桃太郎は、漁師と約束を交わして、きじのいる場所へと向かいました。
「そこにいるだろう、きじが。」
漁師は桃太郎に言いました。確かにきじが、家の前で横になっていました。
「じゃ、頼むぜ。」
漁師は舟の準備をしに、一旦別れました。
「そこのきじさん。」
桃太郎はきじに向かって声をかけます。
「誰だ、我に話しかける奴は。って人間だと!」
「そうです。桃太郎といいます。」
「ふ、ふむ、変わった名前だな。それに動物を連れて歩く変人でもあるのか。」
きじは、桃太郎の後ろにいる犬と猿に目を向けて、そう言いました。
「いえいえ、お構い無く。それで、貴方にはここではない所に住んでもらいたいのです。」
「それは断る。我はここが気に入っているのだ。」
「それは困りましたね。では、これでどいてくれませんか。」
桃太郎は、袋からきびだんごを出しました。
それを見たきじは、慌てて、
「いや、気が変わった。ここをどこう。」
と言って、遠くへ飛び立とうとします。
「いや、きじさん。よければ私に付いてきて欲しいのですが。」
「わ、分かった、我はあなたについていくことにしよう。」
きじの中でも物知りだった彼は知っていました。「きびだんご」、それが動物―当然人間も含む―を誘惑する、魔の食べ物であることを。
さらに「きびだんご」は、作ってから日が経てば経つほど、その効果が上がるという、とてつもなく危ない代物なのでした。
作って十日を越えれば効果はぱたりと無くなるとはいえ、そんなものを作ってしまう桃太郎に、きじは恐怖を覚え、素直に従うことにしたのです。
そんなこんなで桃太郎は、犬、猿、きじを仲間にして、漁師に借りた舟で鬼ヶ島に向かっていきました。
桃太郎は途中で、使えなくなったきびだんごを海へ捨てました。
「おばあさん、ありがとう。お陰で、ここまでこれました。」
桃太郎は、心の中でお礼を言いました。
舟を出して何日か経った後、桃太郎一行は鬼ヶ島に到着しました。
「桃太郎、遂に着きましたね。」
「桃太郎、行こうぜ。」
「桃太郎、ここまで来た以上、進むだけであるな。」
犬、猿、きじはそれぞれ気合いを入れます。
きじは嫌々ながらでしたが。
「では、行きましょう。」
桃太郎は、三匹を連れて島の中央へと向かいました。
「おうおう、やっぱ宝と酒はいいなぁ!」
「ピッカピカな宝と旨い酒、まさに地獄のようだぜ。」
鬼達は、皆で酒を飲んだり宝を眺めたりして、楽しんでいました。
鬼の発言から、鬼にとっての地獄は、人間にとっての天国のような存在なのでしょう。
そんな鬼達の元に、桃太郎が現れます。
「ここに、鬼の王はいないか!」
桃太郎は、通る声で叫びました。
鬼達は、楽しい時間を邪魔されて、苛立ちました。
「おい、小僧。人間のくせに、なんでこんな所にいやがる。」
「そうだ、そうだ。俺達の幸せな一時を奪ってくれやがって、どう責任をとってくれる?」
鬼達は次々に言います。
「お前達には聞いていない。早く王を出せ。」
鬼達はさらに苛立ちました。
「おい、生意気な口聞きやがって、人間の癖に。」
「ぶっ潰してやるよ。」
鬼達は殺気を放ちます。
しかし、桃太郎は何処吹く風と、受け流していました。
「おい、お前ら、いくぞ。」
鬼達は、桃太郎に襲い掛かろうとします。
その時、犬、猿、きじの三匹が、陰から姿を現しました。
「桃太郎、危ない!」
すると、鬼達は彼らを見て、
「うわぁぁぁ!犬だ!」
「猿、猿、いやだぁ!」
「きじなんていなーい、きじなんていなーい…」
と泣き喚き始めました。
犬、猿の二匹は呆然とします。何がなんだかわかりません。
きじはこうなることが分かっていたのか、心の中で、やれやれ、と思っていました。
その喧騒は、どんどん広がっていきます。
「静かにしろ!」
低く、響く声が辺りに広がりました。
その声を聞いて、鬼達は皆、落ち着いて来ました。
「すまない、人間よ。」
それは鬼の王でした。
「いえ、こちらこそ、こんな手荒い手段をとってしまい、申し訳ありません。」
桃太郎は、謝りました。
「よい。元はこちらが悪いのだ。」
鬼の王は、すまなそうに言いました。
昔、鬼達は島ではなく、山のふもとの森のなかに住んでいました。
しかし、犬、猿、きじ、そして人間に住む所を奪われ、鬼達は仕方なくこの島に逃げて来たのです。特に、犬、猿、きじ達にはとても痛々しい攻撃をされたため、鬼達の恐怖の対象になっていたのでした。
また、鬼は根は穏和な性格のため、他の動物を襲うことはほとんどしません。
「しかし、最近こいつらが酒と金目の物を好くようになってしまってな。それで酒に呑まれて気性が荒くなって、舟でそっちの方へいき、人間の家からそれらを奪ってくるようになってしまったのだ。」
「なるほど、それで人間に勘違いされることになったと。」
「俺も止めたかったが、あいにく多くの鬼達が酒を気に入ってしまい、中々止めることが出来なかった。本当にすまないと思っている。」
「いえ、そんなことをいっても、元々は人間達にも貴方達を追い出した責任があります。」
「ここにいるのは我々が弱かったからだ。お前達には責任などない。」
鬼達と和解した桃太郎は、とある約束をしました。
一つ、二度とこのような盗みをしないこと。
二つ、人間達に酒を飲んだ分、人間のために仕事をすること。
三つ、もし欲しい物があれば働いて自分達で買うこと。
「桃太郎、こんなことを約束して、大丈夫なのか。」
鬼の王は、人間達がこの約束を守るとは思えませんでした。
「大丈夫です。私に任せて下さい。」
桃太郎は、自信たっぷりに言いました。
「なら、任せた。大丈夫となったら、再びここに来てくれ。」
「はい。」
桃太郎一行は、約束を叶えるために、鬼ヶ島から帰ります。
そして、数年後。
とある国のとある場所で、不思議な光景がみられるようになりました。
鬼が人間と共に生活しているのです。
人間が持てないような重い荷物を運んだり。
人間と一緒に酒を交わしたり。
それは、まるで鬼が人間と変わらないようにまで見えるほどでした。
何故こうなったのか、それを知るのは一握りの者達だけ。
さてさて、色々ありましたが、このお話はここでおしまい。
鬼は何故人の言葉を話せるのか、この後おじいさんとおばあさんと桃太郎一行はどうしているのか、そして桃太郎は何者なのか。それはまた別の機会に。
めでたしめでたし。
最後まで読んで下さってありがとうございます。